ルフトハンザドイツ航空
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航空事故等
本節に示されているのは、ルフトハンザドイツ航空において発生した航空事故や事件のうち、被害や事件規模が特に甚大であったものである。子会社の航空事故等については、各航空会社のページを参照されたい。
事故
- 1959年1月11日、ルフトハンザドイツ航空502便(ハンブルク発 - フランクフルト・パリ・リスボン・ダカール・リオデジャネイロ経由 - ブエノスアイレス行き、L-1049 スーパー・コンステレーション、D-ALAK)[56]が、リオデジャネイロのガレオン空港にアプローチ中に、滑走路手前で墜落した。乗客29人全員と乗員10人中7人が死亡した。原因は特定されなかったが、パイロットエラーの可能性が指摘された。ルフトハンザが1955年に発足してから最初の死亡事故となった。詳細は英語版記事参照。
- 1966年1月28日、ルフトハンザドイツ航空005便(フランクフルト発 - ブレーメン経由 - ハンブルク行き、コンベア440 メトロポリタン、D-ACAT)[57]が、ブレーメン空港に着陸する際、高度10メートルの地点で急遽着陸復行し、滑走路の先端から400メートルほど超えた場所で墜落した。乗客42人と乗員4人全員が死亡した(この中には、イタリア代表の水泳選手7名もいた)。事故調査委員会はパイロットエラーが原因であると結論づけた。詳細は英語版記事参照。
- 1974年11月20日、ルフトハンザドイツ航空540便(フランクフルト発 - ナイロビ経由 - ヨハネスブルク行き、ボーイング747-100、D-ABYB)[58]が、ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港を離陸した直後に墜落した。乗客140人・乗員17人中59人が死亡した。ボーイング747型機としては初の全損死亡事故となった。
- 1993年9月14日、ルフトハンザドイツ航空2904便(フランクフルト発 - ワルシャワ行き、エアバスA320-200、D-AIPN)[59][60]が、ワルシャワのオケンチェ国際空港に着陸する際にオーバーランし大破した。副操縦士と乗客1名が死亡した。ウインドシアの煽りを受け、バランスを崩したことが原因とされる。
ハイジャック
- 1972年2月22日、ルフトハンザドイツ航空649便(東京発 - 香港・バンコク・デリー・アテネ経由 - フランクフルト行き、ボーイング747-200、D-ABYD)[61][62]が、デリーのパーラム国際空港出発後、5人の過激なシオニストのテロリストたちによってハイジャックされた。彼らはドイツ政府に身代金として500万ドルを要求した。翌日、イエメンのアデン国際空港に緊急着陸し、犯人グループの要求が受け入れられると、乗員・乗客全員が解放された。詳細は英語版記事参照。
- 1972年10月29日、ルフトハンザドイツ航空615便(ダマスカス発 - ベイルート・アンカラ・ミュンヘン経由 - フランクフルト行き、ボーイング727-100、D-ABIG)[63][64][65]が、ベイルート国際空港を離陸した直後、2人のアラブ人によってハイジャックされた。彼らはミュンヘンオリンピック事件で逮捕されたパレスチナの過激派組織「黒い九月」の3人のメンバーを解放を要求、西ドイツ政府はこれに応じた。11人の乗客と7人の乗員はリビアのトリポリ国際空港で解放された。詳細は英語版記事参照。
- 1973年12月17日、パンアメリカン航空110便がローマのフィウミチーノ空港でハイジャックされた事件で、パレスチナ人のハイジャック犯たちが数人の人質を連れて、偶然同空港に居合わせたルフトハンザ機(ボーイング737、D-ABEY)に押し入り、アテネ、ダマスカス、クウェートへの飛行を強制した[66][67]。犯人たちはクウェート国際空港で拘束された。詳細は英語版記事参照。
- 1977年10月13日~10月18日、ルフトハンザドイツ航空181便(パルマ・デ・マヨルカ発 - フランクフルト行き、ボーイング737-200、D-ABCE、「ランツフート (Landshut)」)[68]が、パレスチナ解放人民戦線のメンバー4人によってハイジャックされた。
- 1979年9月12日、ルフトハンザドイツ航空機(便名不詳 フランクフルト発 - ケルン行き)が、男性1人により乗っ取られる。犯人は機体をボン空港に着陸させて乗員・乗客128人を拘束、12時間後に解放後、当局に逮捕された。犯人に精神障害の疑い[69]。
- 1993年2月11日、ルフトハンザドイツ航空592便(フランクフルト発 - カイロ経由 - アディスアベバ行き、エアバスA310-300、D-AIDM)[70]が、フランクフルトを出発してから約35分後にエチオピア人の乗客によってハイジャックされた。犯人はニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港への飛行を強制。ニューヨークに到着後、FBIの特殊部隊による交渉に応じ、一人の死傷者も出すことなく事態が収束した。詳細は英語版記事参照。
注釈
- ^ ルフトハンザは、上記2空港に加えてデュッセルドルフ空港、チューリッヒ国際空港、ウイーン国際空港もハブ空港と見なしている[1]。しかし、これらはそれぞれ、ルフトハンザの子会社であるジャーマンウイングス、オーストリア航空、スイス インターナショナル エアラインズのハブ空港であるため、このリストからは除外した。
- ^ 規模別の航空会社一覧を参照
- ^ 4号機は日本就航50周年を記念して『東京』と命名され、2011年1月24日成田国際空港で命名式典が行われた。なお、これに伴い同じ都市の名前が付けられているボーイング747-400では、都市の名前が削除されている。
- ^ 括弧内は、該当する都市の名前が付けられている機体の登録記号である。
- ^ 20世紀最後に、そしてドイツで初めて大型国際博覧会が開催されたことを記念して施された。
- ^ 同社のボーイング747-400には、1機ごとにドイツの都市が愛称として付けられている。この機体が選ばれたのは、愛称が「Hannover」(ミレニアムEXPOの開催地)であることによる。
- ^ 胴体に大きなロゴがペイントされた。
- ^ 2014 FIFAワールドカップが開催されたことを機に施された。なお、この大会でドイツ代表は優勝を果たし、縁起のいい塗装となった。
- ^ 2000年には、ドイツで初めて大型国際博覧会が開催されたことを記念して「EXPO2000 HANNOVER」塗装が施された。
- ^ 2014 FIFAワールドカップでドイツ代表が優勝を果たしたことを記念して施された。Fanhansaロゴの後ろに「Siegerflieger」(ドイツ語で「勝者のフライト」を意)の金文字が施された。2014 FIFAワールドカップのドイツ代表選手、及び優勝トロフィーをドイツに凱旋させたチャーター機となった(LH2014便,リオデジャネイロ→ベルリン)。また「Siegerflieger」は、同大会でドイツ代表のゴール数18に因んで、今後18日間限定でこの塗装を飛ばす予定だったが、その後2018年7月頃までこの塗装を継続し、同年8月頃には元通りに戻されている。同機は2014年10月26日からの冬スケジュール初日に東京/羽田 - フランクフルト線の初便にも起用された。
- ^ 同社のB747-8i(D-ABYP)は量産1500機目のボーイング747となり、これを記念して施された。この塗装は、L5/R5ドアの前に施されている。
- ^ a b 2015年4月に同社は創立60周年を迎えることから、その記念に施された。
- ^ このレジはかつて同社のB747-200B(のちにSF)が使用しており今回、B747-8i(D-ABYT)に施されたレトロ塗装を纏っていた。まさに同じB747で機体記号と塗装が受け継がれることとなった。
- ^ 西部ドイツ放送(WDR)製作の番組『だいすき!マウス 』(日本では『だいすき!マウス』として放送されたことがある)のキャラクター「マウス」などのステッカーが貼られている。
- ^ 2016年に行われたリオデジャネイロオリンピックのドイツ代表選手を、閉会後に定期便(LH511便,リオデジャネイロ→フランクフルト)で凱旋帰国した際に使用した。2014年の時と同じく、Lufthansaロゴの後ろに「Siegerflieger」の金文字が施され、その後もフランクフルト - リオデジャネイロ線に限定使用された。2016年8月30日には東京/羽田 - フランクフルト線にも当機が投入され、リオデジャネイロ線以外で初の国際線に就航した。
- ^ [1] ヨーロッパの航空会社で初となるSKYTRAX5つ星の航空会社に認定されたことを受けて施された。スターアライアンスメンバーでは、ANA(全日本空輸株式会社)・エバー航空・シンガポール航空に続き4社目。
- ^ このレジはかつて同社のB747-200Bが使用していた。なお、このB747-200Bは現在はシュパイアー技術博物館で野外展示されている。
- ^ 2014年度は10位、2015年度は12位。いずれも欧州の航空会社内では1位である。
- ^ 2013年度は9位、2014年度は7位。
- ^ Miles & Moreに入会すると、まず紙製の仮カードが発行される。1アワードマイル以上獲得しアカウントに加算されると、プラスチック製の正式なMiles & Moreカードが発行される。
出典
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- ^ ルフトハンザ、オーストリア航空を月内グループ傘下に - 日本経済新聞
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- ^ ルフトハンザ機材
- ^ Lufthansa Fleet Details and History
- ^ “ルフトハンザグループ、長距離路線用機材を22機発注 A350と787”. TRAICY. 2023年7月15日閲覧。
- ^ ルフトハンザドイツ航空、復帰5号機となるA380が保管場所のタルブを離れ全機再稼働に向け準備を進める
- ^ ルフトハンザ、B777XFを7機導入する契約をボーイングと締結 その他B777F&B787-9型機も追加導入
- ^ 2018 FIFAワールドカップがロシアで行われるのに伴い、2014年の時と同様に施工された。なお、このロゴ変更と同時に新塗装となったD-AISQは、現地時間の6月13日にドイツ代表チームを乗せてモスクワヴヌーコヴォへの輸送を担った。
- ^ 2022 FIFAワールドカップがカタールで行われるのに伴い、2014年・2018年の時と同様に施工された。
- ^ [2]
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- ^ 建物多数が海中に沈む インドネシア地震被害『朝日新聞』1979年(昭和54年)9月13日夕刊 3版 14面
- ^ “Flight 595 at the Aviation Safety Network”. Aviation-safety.net. 2011年7月8日閲覧。
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