リアル鬼ごっこ
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映画
第1作
リアル鬼ごっこ | |
---|---|
The Chasing World | |
監督 | 柴田一成 |
脚本 | 柴田一成 |
製作 |
吉田浩二 川崎隆 |
製作総指揮 |
中沢敏明 柳舘毅 |
出演者 |
石田卓也 谷村美月 大東俊介 松本莉緒 吹越満 柄本明 |
音楽 | 岩代太郎 |
主題歌 |
KOTOKO 『リアル鬼ごっこ』 |
撮影 | 早坂伸 |
配給 | ファントム・フィルム |
公開 | 2008年2月2日 |
上映時間 | 98分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作費 | 1億円 |
次作 | リアル鬼ごっこ2 |
ジェネオンエンタテインメント、電通製作。製作費は1億円。
ファントム・フィルムの配給により2008年2月2日に公開された。
ストーリー(映画第1作)
全国で最も多い苗字である佐藤姓の人物が変死する事件がおきていた。そんな中、不良の佐藤翼は対立グループの佐藤洋に捕まったが、気が付いた彼は別の平行世界、パラレルワールドに飛ばされていた。
近くの同級生も話を聞いてくれない。その時、洋が自分に向かって突進してくるが、洋も何かに追いかけられていた。捕まえて話を聞くが自分のことを知らないという。
この国の王様が佐藤姓の人物を捕まえて死刑にする「リアル鬼ごっこ」を強要していた。残りは2日。翼は訳の分からないゲームに強制参加させられてしまう。
登場人物・キャスト(映画第1作)
- 佐藤翼:石田卓也
- 主人公。ゲーム残り日数3日間の「リアル鬼ごっこ」を体験することになっている。
- パラレルワールドで、現実世界からやってきた益美とパラレルワールドの王様の間に生まれたが、この時現実世界に益美は存在しておらず、連動の法則が崩れたため、佐藤翼は現実世界とパラレルワールド合わせても1人しか存在しない。その後母親の益美と共に現実世界へやってきた。
- 佐藤愛:谷村美月
- 主人公の妹。現実世界では生まれつき感情や言葉を失っており、入院生活をしている。
- パラレルワールドの分身と意思疎通する能力をもっている。
- 佐藤洋:大東俊介
- 主人公・佐藤翼の元親友。ヤクザの舎弟。
- パラレルワールドでは他人を思いやる優しい人物。
- 渡辺かをり:松本莉緒
- パラレルワールドの世界で生きている女性キャスター。
- 佐藤輝彦:吹越満
- 主人公の育ての父親。アルコール中毒ではあるが、原作の小説のような暴力を振るう描写は無く、愛の主治医がセクハラをしているところを目撃した際は声を挙げて止めようとする常識人として描かれている。
- 佐藤益美:渡辺奈緒子
- 主人公の母親。パラレルワールドと元の世界を往来する能力を持っている。
- 王様にその能力を悪用されるのを拒み、現実世界へ移動してきた。
- (渡辺奈緒子は次作にも別役で出演している)
- 王様:柄本明
- 『リアル鬼ごっこ』を開催しているパラレルワールドの支配者。
- 益美の能力を悪用し、自分に反抗するものを「現実世界で殺害する」という方法で王の座についた。愛を剣で刺し殺そうとするが、現実世界の自分が転落死したことによって、心臓発作を起こし死亡する。
- 現実世界では愛の主治医。愛にキスをしようとしたり、両手両足を拘束したりする。愛を屋上から落とそうとするが、駆けつけた翼によって転落し、死亡。
- 王様の側近:品川徹
スタッフ(映画第1作)
- 原作:山田悠介
- 監督・脚本:柴田一成
- アクション監督:谷垣健治
- VFXスーパーバイザー:小田一生
- 音楽:岩代太郎
- 撮影:早坂伸
- 照明:鈴木秀幸
- 録音:松本昇和
- 美術:大庭勇人
- 特殊造型・特殊メイク:マイケル・ティー・ヤマグチ
- 配給:ファントム・フィルム
- 宣伝:角川メディアハウス
主題歌(映画第1作)
CM出演(映画第1作)
映画「リアル鬼ごっこ」DVD(2008年8月22日発売)の販売告知用テレビCMは、柴田一成監督によって撮影された30秒間のショートドラマである。
現在、ショートドラマ版のCMは映画版「リアル鬼ごっこ」の公式サイトにて無料配信されている。
このショートドラマに出演しているエキストラは公開募集によって集められた「苗字が『佐藤』の人間たち」である。
関連商品(映画第1作)
- 鬼のマスク(生産中止)
リアル鬼ごっこ2
リアル鬼ごっこ2 | |
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監督 | 柴田一成 |
脚本 | 柴田一成 |
出演者 |
石田卓也 吉永淳 三浦翔平 蕨野友也 渡辺奈緒子 永島敏行 霧島れいか |
音楽 | 佐東賢一 |
主題歌 | High Speed Boyz『△』 |
撮影 | 富田伸二 |
編集 | 正木良典 |
配給 | ファントム・フィルム |
公開 | 2010年6月5日 |
上映時間 | 107分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | リアル鬼ごっこ |
次作 | リアル鬼ごっこ3 |
劇場版第二弾。前作の半年後を舞台とする。
2010年6月5日公開。映画観客動員ランキング(興行通信社)で初登場11位となった[3]。
ストーリー(映画第2作)
殺人ゲームから半年後のパラレルワールドでは、またしても佐藤姓の人物が追いかけられる「リアル鬼ごっこ」が行われていた。
佐藤翼と妹の愛、親友の洋は、鬼ごっこを提案した将軍と呼ばれる独裁者に対するレジスタンスとして活動していたが、ある日突然翼が鬼3匹を連れて現実世界にスリップしてしまった。
主要人物・キャスト(映画第2作)
- 佐藤翼:石田卓也
- 主人公。現実世界とパラレルワールドを往来することができる唯一の人間。
- 自ら囮になって鬼を引きつけていたが、そのまま3匹の鬼もろとも現実世界に戻ってくる。
- 往来するためには妹の愛の能力が必要だったが、物語終盤に自分でパラレルワールドを往来する能力があることに気づく。
- 佐藤愛:吉永淳
- 主人公の妹。パラレルワールドにいる自分とコンタクトを取ることができる。
- 兄である翼を現実世界とパラレルワールドで行き来させる能力があるが、その能力が不安定となっており、鬼と一緒に翼を現実世界へ戻してしまう。
- 本作品のパラレルワールドでは、レジスタンスのリーダーを務めている。
- 佐藤洋:三浦翔平
- 主人公・佐藤翼の友人。
- 現実世界に戻ってきた翼からパラレルワールドの話を聞き、始めは「信じられない」と翼に反抗的な態度を取るが、鬼に狙われることによって翼と行動を共にする。
- パラレルワールドではレジスタンスのメンバー。
- 佐藤明:蕨野友也
- 『佐藤怪死事件』の捜査を担当している刑事。鬼もろとも爆死する。
- パラレルワールドではレジスタンスのメンバー。シェルターに入ろうとして鬼に囲まれ、殺害される。
- 佐藤美沙:渡辺奈緒子
- 看護師。翼が現実世界で鬼に狙われるという理由で強引にパラレルワールドの話をするが、始めは全く相手にしていなかった。
- 後に洋と同様に現実世界に来た鬼に狙われることで翼を信用するようになる。鈴木にナイフで刺殺されたかに思われたが、洋が駆けつけると息を吹き返した。
- パラレルワールドではレジスタンスのメンバー。翼に現実世界でも自分を守るように約束をする。最後に鬼に追い詰められ、自爆したかに思われたが生還する。
- ※渡辺は前作にも別役で出演している
- 鈴木新太郎/将軍:永島敏行
- 佐藤明の上司。職業は警察官(警部)である。
- パラレルワールドでは将軍と呼ばれ、鬼たちを脳波でコントロールしている独裁者。
- 15年前、益美の暴走により現実世界の鈴木新太郎とパラレルワールドの将軍が入れ替わった。
- 自分の苗字である鈴木の数が、日本で佐藤の次に多いというのが気に入らないという理由で、苗字が佐藤の人物を拉致監禁する。将軍が鈴木を誤射したことにより、死亡し、鬼も停止する。
- 佐藤勝:内野謙太
- 佐藤篤:草野イニ
- 佐藤貴章:山崎将平
- 高橋憲吾:滝藤賢一
- 田中修二:中村育二
- 佐藤益美:霧島れいか
スタッフ(映画第2作)
- 原作:山田悠介
- 監督・脚本:柴田一成
- アクション監督:横山誠
- 音楽:佐東賢一
- 撮影:富田伸二
- 照明:田村文彦
- 美術:黒川通利
- 特殊メイク・特殊造形:小此木謙一郎
- 編集:正木良典
- 製作:「リアル鬼ごっこ2」製作委員会(ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン、電通、ファントム・フィルム、ディー・エヌ・エー)
関連書籍(映画第2作)
- 漫画
- 山田悠介 原作、壱臣 画『リアル鬼ごっこ 2』幻冬舎コミック〈バーズコミックススペシャル〉、2010年6月。ISBN 978-4-344-81962-7。
- 山田悠介 原作、壱臣 画『リアル鬼ごっこ 2 山田悠介REMIX 4』幻冬舎コミック〈バーズコミックススペシャル〉、2012年3月。ISBN 978-4-344-82488-1。
リアル鬼ごっこ3・4・5
2012年5月に新三部作として『リアル鬼ごっこ3』、『リアル鬼ごっこ4』、『リアル鬼ごっこ5』が、ユナイテッド・シネマにて3週連続で公開された。
前2作と異なる世界(西暦3000年の「新東京市」)を舞台とし、新たなリアル鬼ごっこを3つの視点で描く。今回追いかけられるのは佐藤姓ではなく、血液型B型の人間となっている。
なお『リアル鬼ごっこ4』には、前2作で主演を務めた石田卓也が1シーンのみ特別出演している。
3作品の登場人物・キャスト
- スグル:山﨑賢人
- オンジ:岸田タツヤ
- リノ:山谷花純
- コダマ:森田直幸
- スグルの父:高川裕也
- マサハル:荒井敦史
- ツカサ:相楽樹
- ユイ:未来穂香
- マユリ:前田希美
- 草野大地:井上正大
- 月野希:仲間リサ
- 浩太:浅利陽介
- 朔也:河合龍之介
- マエストロ:史朗
- 王様:山本浩貴
リアル鬼ごっこ3
リアル鬼ごっこ3 | |
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監督 | 安里麻里 |
脚本 |
安里麻里 瀧田哲郎 |
出演者 |
山﨑賢人 岸田タツヤ 山谷花純 森田直幸 山本浩貴 遠藤雄弥 中原翔子 高川裕也 |
音楽 | 堤博明 |
主題歌 |
黒崎真音 『鳴り響く鼓動の中で、僕は静寂を聴く』 |
撮影 | 富田伸二 |
配給 | ユナイテッド・シネマ |
公開 | 2012年5月12日 |
上映時間 | 96分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | リアル鬼ごっこ2 |
次作 | リアル鬼ごっこ4 |
5月12日に公開。DVDは公開前の2012年5月9日に、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンから発売された。
ストーリー(映画第3作)
ある日スグルの通う高校がリアル鬼ごっこの対象とされ、王様が国営放送でこれから3日間で鬼に捕まった血液型B型の者は抹殺すると宣告する。
屋上でさぼっていたスグルと悪友のコダマはすぐには状況を把握できずにいたが、鬼にB型の生徒が次々に処刑されていく光景を目にしパニックになる。スグルもB型でターゲットの一人だったが、コダマはB型でないのにもかかわらず、スグルを救おうとして犠牲になる。
生き残ったのはスグル、スグルと敵対していた陸上部のオンジ、いじめられていた女子生徒のリノ。リノが弟を救おうとするのに伴い、彼らはついに学校を脱出するが-。
3・4・5でのルール
- 全国全校の学校のB型の生徒またはB型の人は、鬼から逃げれば良い。期間は、3日間。時間は、1時間。タイミングは王様の気分次第で始まる。
- 鬼ごっこ中は外に出てはいけない。外に出たら問答無用で鬼に殺される(兵士曰く「脱走者は死刑」)。
- 捕まった生徒、人は、殺人ウイルスボルトガンを頭などに刺して殺される。
- B型以外の生徒、人は、B型の人の手助け禁止。途中棄権も禁止。違反した場合、たとえB型以外でも殺される[注 4]。
- 夜の場合、連続2時間鬼ごっこが開催される。
- 3日間生き残った生徒、人は、夜明けまでの延長戦が開催される。
キャスト(映画第3作)
スタッフ(映画第3作)
- 原作:山田悠介
- 監督:安里麻里
- 脚本:安里麻里、瀧田哲郎
- 撮影:富田伸二
- 企画・プロデュース:柴田一成
- プロデューサー:大野貴裕、鶴岡智之
リアル鬼ごっこ4
リアル鬼ごっこ4 | |
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監督 | 安里麻里 |
脚本 |
安里麻里 瀧田哲郎 |
出演者 |
荒井敦史 相楽樹 未来穂香 前田希美 亀田伶央奈 立花あんな |
音楽 | 堤博明 |
主題歌 |
黒崎真音 『I'm still breathing...』 |
撮影 | 田辺司 |
配給 | ユナイテッド・シネマ |
公開 | 2012年5月19日 |
上映時間 | 75分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | リアル鬼ごっこ3 |
次作 | リアル鬼ごっこ5 |
2012年5月19日に公開。DVDは2012年6月6日に発売された。
ストーリー(映画第4作)
マサハルはスグルと同じ高校の生徒だったが、リアル鬼ごっこが開始されるといち早く校外へ脱出した。しかし、鬼の追撃は校内以上に厳しく限界がない。
近隣のエリアまで逃げ延びたマサハルは、他校の女子校の生徒、男勝りの気丈なツカサと、彼女を慕うユイの二人に出会う。
気が強いツカサと他人を信じないマサハルは衝突するが、幾たびかともに危機を乗り越え、互いの境遇が似ていることを知ると二人に絆が生まれた。どちらかが鬼に捕まったら、そのときは殺してくれとマサハルとツカサは約束し合うが-。
キャスト(映画第4作)
- マサハル:荒井敦史
- ツカサ:相楽樹
- ユイ:未来穂香
- マユリ:前田希美
- ミナ:篠原愛実
- いじめっ子:亀田伶央奈
- タエちゃん:立花あんな
- 王様:山本浩貴
- 草野大地:井上正大
- 浩太:浅利陽介
- マエストロ:史朗
スタッフ(映画第4作)
- 原作:山田悠介
- 監督:安里麻里
- 脚本:安里麻里、瀧田哲郎
- 企画・プロデュース:柴田一成
リアル鬼ごっこ5
リアル鬼ごっこ5 | |
---|---|
監督 | 安里麻里 |
脚本 |
安里麻里 瀧田哲郎 |
出演者 |
井上正大 仲間リサ 浅利陽介 河合龍之介 山本浩貴 |
音楽 | 堤博明 |
主題歌 |
黒崎真音 『Just believe』 |
撮影 | 田辺司 |
配給 | ユナイテッド・シネマ |
公開 | 2012年5月26日 |
上映時間 | 74分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | リアル鬼ごっこ4 |
2012年5月26日に公開。DVDは2012年7月4日に発売された。
ストーリー(映画第5作)
草野大地は製薬会社に勤めるが、みんなから馬鹿にされるようなドジな社員。恋人がいるOLの月野希に密かにあこがれ、ただ見守っているだけでいいんだと同僚の浩太に語る草野。
しかし草野のオフィスビルがリアル鬼ごっこのエリアになり、B型の希も狩りの対象になってしまう。草野はA型ながら希を守ろうと、自らリアル鬼ごっこに巻き込まれていく。
キャスト(映画第5作)
- 草野大地:井上正大
- 月野希:仲間リサ
- 浩太:浅利陽介
- 朔也:河合龍之介
- マエストロ:史朗
- 王様:山本浩貴
- スグル:山﨑賢人
- オンジ:岸田タツヤ
- リノ:山谷花純
- コダマ:森田直幸
- スグルの父親:高川裕也
- マサハル:荒井敦史
- ツカサ:相楽樹
- ユイ:未来穂香
- マユリ:前田希美
スタッフ(映画第5作)
- 原作:山田悠介
- 監督:安里麻里
リアル鬼ごっこ(2015年映画)
リアル鬼ごっこ | |
---|---|
Tag | |
監督 | 園子温 |
脚本 | 園子温 |
原作 | 山田悠介「リアル鬼ごっこ」 |
製作 |
谷島正之 稲垣竜一郎 大野貴裕 |
出演者 |
トリンドル玲奈 篠田麻里子 真野恵里菜 |
主題歌 |
GLIM SPANKY 『リアル鬼ごっこ』 |
撮影 | 伊藤麻樹 |
編集 | 伊藤潤一 |
製作会社 | セディック ドゥ |
配給 |
松竹 アスミック・エース |
公開 | 2015年7月11日 |
上映時間 | 85分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 1.43億円[4] |
同タイトルの映画が、2015年7月11日に公開。トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜のトリプルヒロインで、園子温が監督と脚本を担当[5]。
園は映画公式サイトに掲載したコメントで原作を読んでいないことを明言しており、「『リアル鬼ごっこ』というタイトルそのものにインスパイアされた」オリジナル脚本作品としている[6]。そのため、原作とは全く違う設定で、出演者が女性のみとなり、「全国のJK(女子高生)」がターゲットである[5]。また今作はルールというものも存在せず、鬼もかまいたちという突風が身体を切り飛ばす怪異、教師がガトリング銃やショットガンなどの銃器類で生徒を殺戮するなど、身の回りのあらゆる事象が殺意を持って鬼ごっこのように女子高生たちを付け狙うという設定である。
公開後に斎藤工が男子高校生役と老爺役で出演していることが発表された[7]。
ストーリー(2015年映画)
女子高生のミツコは修学旅行へと向かう観光バスに乗っていたが、正体不明の突風によって突然バスが他の生徒たちもろとも真っ二つになり、血の雨の中で一人生き残る。無我夢中で逃げ、ある女子高にたどり着いたミツコは、気が付くといるはずのないクラスメイトの女子たちと談笑していたが…。一方、同じく女子高生のケイコは見知らぬ女性から「あんた今日結婚式の日でしょ」と言われ、制服からウエディングドレスに着替えさせられ豚の顔をした花婿と結婚させられる。また、同じく女子高生で陸上部のいずみもマラソン中に何者かに追われ、恐怖と対峙することになる。
登場人物・キャスト(2015年映画)
- ミツコ:トリンドル玲奈
- ケイコ:篠田麻里子
- いずみ:真野恵里菜
- アキ:桜井ユキ
- ジュン:高橋メアリージュン
- むつこ:磯山さやか
- その他の女性:平岡亜紀、冨手麻妙、秋月三佳、菊池真琴、安田聖愛、緒沢あかり、サイボーグかおり、堀口ひかる、柴田千紘、横田美紀、佐野光来、吉田芽吹、ほのかりん、星名利華、屋敷紘子、三田真央、澤真希、IZUMI、宮原華音、村上穂乃佳、桃奈、朝比奈加奈、日高七海、岩崎風花、佐々木萌詠、最所美咲、石丸奈菜美、柴田あさみ、坂本亜里紗、麻生真桜、安竜うらら、奥田ワレタ[8]
- 男子高校生/老爺:斎藤工 ※ シークレット出演[7]
スタッフ(2015年映画)
- 原作:山田悠介「リアル鬼ごっこ」(幻冬舎文庫・文芸社刊)
- 監督・脚本:園子温
- 企画プロデュース:柴田一成
- プロデューサー:谷島正之、稲垣竜一郎、大野貴裕
- 撮影:伊藤麻樹
- 照明:松隅信一
- 録音:小宮元
- 音響効果:渋谷圭介
- 美術:松塚隆史
- 編集:伊藤潤一
- アクション監督:匠馬敏郎
- アクションコーディネイター:角田明彦
- 特殊造形プロデューサー:西村喜廣
- テーマソング:GLIM SPANKY「リアル鬼ごっこ」[9]
- 音楽:カナイヒロアキ、秋月須清
- 音楽プロデューサー:菊地智敦
- 特別協力:TAKAO
- 企画協力:文芸社
- 配給:松竹、アスミック・エース
- 制作プロダクション:セディック ドゥ
- 製作:「リアル鬼ごっこ」フィルムコミッティ(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン、高尾、松竹、アスミック・エース)
受賞(2015年映画)
- 第19回ファンタジア国際映画祭(2015年)[10]
- 最優秀作品賞(シュバル・ノワール賞)
- 審査員特別賞
- 最優秀女優賞 - トリンドル玲奈
- スペイン・マラガ・ファンタスティック映画祭(2015年)[11]
- 最優秀作品賞
- 特殊効果賞
関連書籍(2015年映画)
- 小説
- 園子温 原案、碇本学 著『リアル鬼ごっこJK』文芸社、2015年6月。ISBN 978-4-286-16545-5。
- 園子温 原案、碇本学 著『リアル鬼ごっこJK』文芸社〈文芸社文庫 い6-1〉、2017年2月。ISBN 978-4-286-18377-0。
- 漫画
- 水土よもぎ 画、山田悠介 原作、園子温 脚本『リアル鬼ごっこJK』文芸社〈バーズコミックススペシャル〉、2015年7月。ISBN 978-4-344-83463-7。
注釈
出典
- ^ 「累計200万部を突破した、超ベストセラー「リアル鬼ごっこ」のスピンアウト小説『リアル鬼ごっこ リプレイ』が発売!!」『PR TIMES』、小学館、2021年7月16日 。2021年7月28日閲覧。
- ^ 山本弘「山田悠介『リアル鬼ごっこ』――何の間違い? トンデモ小説がベストセラー」『トンデモ本の世界 S』太田出版、2004年6月、259-265頁。ISBN 978-4-87233-848-5。
- ^ “『告白』2日で2億超えでどっかーんとトップに降臨!『アリス』が首位から陥落【映画週末興行成績】”. シネマトゥディ (2010年6月8日). 2010年6月8日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』2016年3月下旬号、70頁。
- ^ a b “園子温版『リアル鬼ごっこ』主演はトリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜!キャストは全員女性”. 映画.com (2015年2月9日). 2015年3月5日閲覧。
- ^ “「原作読まずに映画撮っただって!?」園子温版『リアル鬼ごっこ』が大炎上! 一部では“逆に”期待の声も”. おたぽる (2015年7月11日). 2015年7月11日閲覧。
- ^ a b “斎藤工、初の老爺役!4時間半の特殊メイクで『リアル鬼ごっこ』に出演していた!”. シネマトゥデイ (2015年7月14日). 2015年7月14日閲覧。
- ^ “園子温版「リアル鬼ごっこ」 高橋メアリージュンら総勢34人の追加キャスト一挙発表”. 映画.com (2015年3月5日). 2015年3月5日閲覧。
- ^ “全国のJKを一斉間引き!園子温版「リアル鬼ごっこ」で制服が血しぶきに染まる”. 映画ナタリー (2015年4月23日). 2015年4月24日閲覧。
- ^ “トリンドル玲奈に最優秀女優賞!初主演『リアル鬼ごっこ』が作品賞含む3部門受賞の快挙!”. シネマトゥデイ (2015年8月6日). 2015年8月6日閲覧。
- ^ “園子温作『リアル鬼ごっこ』、スペイン映画祭で日本映画初グランプリ受賞!”. マイナビニュース (株式会社マイナビ). (2015年12月16日) 2015年12月17日閲覧。
- ^ “高尾が「CRリアル鬼ごっこ」をお披露目”. パチンコビレッジ (2015年6月19日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ “高尾が「『Pリアル鬼ごっこ2 全力疾走チャージ』オンライン説明会」を開催”. パチンコビレッジ (2021年9月8日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ “Pリアル鬼ごっこ2 全力疾走チャージ王様Ver.機種情報”. 777パチガブ (2022年6月6日). 2023年1月27日閲覧。
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