メジロライアン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/19 03:39 UTC 版)
評価
日本国内での評価
全日本フリーハンデ | ||||||||||
年度 | 部門 | 順位 | Rate | kg | 備考 | 出典 | ||||
齢 | 場 | 距 | ||||||||
1989 | 3歳 | 芝 | 63位 | 51.5 | [注釈 4] | [77] | ||||
1990 | 4歳 | 芝 | 2400m | 3位 | 109 | 62.0 | [注釈 5] | [78] | ||
1991 | 古馬 | 芝 | 2400m | 10位 | 113 | 63.5 | [注釈 6] | [79] | ||
1992 | 古馬 | 芝 | 2400m | 12位 | 110 | 61.5 | [注釈 7] | [81] |
中央競馬フリーハンデ | |||||||
年度 | 部門 | 順位 | kg | 備考 | 出典 | ||
1989 | 3歳(東) | 7位タイ | 52 | [注釈 8] | [82] | ||
1990 | 4歳 | 3位タイ | 60 | [注釈 9] | [83] | ||
1991 | 5歳以上 | 2位タイ | 61 | [注釈 10] | [84] | ||
1992 | 5歳以上 | 6位タイ | 59 | [注釈 11] | [85] |
種牡馬成績
以下の内容は、JBISサーチの情報に基づく[86]。
種付年度 | 種付頭数 | 生産頭数 | 血統登録頭数 | 出走頭数 | 勝馬頭数 | 重賞勝馬頭数 | AEI | CPI |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1993 | 63 | 51 | 50 | 44 | 27 | 4 | 3.97 | |
1994 | 55 | 37 | 36 | 31 | 23 | 0 | 1.63 | |
1995 | 57 | 46 | 46 | 42 | 19 | 1 | 0.90 | |
1996 | 67 | 48 | 48 | 43 | 23 | 2 | 1.43 | |
1997 | 92 | 79 | 78 | 70 | 48 | 0 | 1.15 | |
1998 | 117 | 86 | 87 | 77 | 52 | 0 | 1.22 | |
1999 | 105 | 95 | 95 | 88 | 55 | 1 | 1.02 | |
2000 | 127 | 99 | 95 | 83 | 52 | 1 | 0.63 | |
2001 | 93 | 72 | 70 | 66 | 34 | 1 | 0.92 | |
2002 | 74 | 51 | 48 | 42 | 22 | 0 | 0.73 | |
2003 | 81 | 60 | 57 | 51 | 30 | 0 | 1.06 | |
2004 | 88 | 63 | 58 | 51 | 27 | 2 | 0.71 | |
2005 | 78 | 55 | 51 | 48 | 22 | 0 | 0.34 | |
2006 | 48 | 22 | 23 | 19 | 11 | - | 0.49 | |
2007 | 11 | 0 | 0 | 0 | - | - | - | |
合計 | 842 | 755 | 445 | 12 | 1.12 | 1.12 |
- 出走頭数、勝馬頭数、重賞勝馬頭数、アーニングインデックス、コンパラブルインデックスは、平地競走に限る。
主な産駒
太字強調は、GI級競走優勝馬である。
- 1994年産
- 1996年産
- 1997年産
- 2000年産
- タマモリッチ(サラブレッドチャレンジカップ)[93]
- 2001年産
- 2002年産
- スキップジャック(京王杯2歳ステークス)[95]
- 2005年産
血統表
- 本馬の半姉メジロフルマーは日経賞・目黒記念など6勝、半姉メジロアニタは京都大障害など障害競走3勝[99]。
- 祖母シェリルはフランスでオペラ賞に勝ち、日本での産駒に天皇賞・秋など7勝のメジロティターン(メジロマックイーンの父)[99]。そのほか近親にササフラ(フランスダービー)[100]。
メジロライアンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ノーザンテースト系 |
[§ 2] | ||
父 アンバーシャダイ 1977 鹿毛 |
父の父 *ノーザンテーストNorthern Taste 1971 栗毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Lady Victoria | Victoria Park | |||
Lady Angela | ||||
父の母 *クリアアンバーClear Amber 1967 黒鹿毛 |
Ambiopoise | Ambiorix | ||
Bull Poise | ||||
One Clear Call | Gallant Man | |||
Europa | ||||
母 メジロチエイサー 1977 鹿毛 |
メジロサンマン 1963 鹿毛 |
Charlottesville | Prince Chevalier | |
Noorani | ||||
*パラディシア | Aureole | |||
Chenille | ||||
母の母 *シェリルCheryl 1971 鹿毛 |
*スノッブ | Mourne | ||
Senones | ||||
Chanel | Pan | |||
Barley Corn | ||||
母系(F-No.) | シェリル系(FN:8-c) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Lady Angela 5×4(父内)、Bull Lea 5×5(父内)、Nearco 5×5、Hyperion 5×5×5 | [§ 4] | ||
出典 |
注釈
- ^ 最も高い評価を受けていたのは叔父に当たるメジロルイスであり、本馬は次点[11]ないし3番目[12]の評価を受けていた。
- ^ 北野豊吉の妻で、当時メジロの総帥であった北野ミヤを指す。
- ^ 大川はこの件で競馬ファンからオグリキャップが嫌いだったのかと思われることもあったというが、本人はこれを否定し[71][72]、同馬を「顕彰馬の中でもトップクラスの馬」[73]、「戦後、5本の指に入るほど、魅力的な馬」[74]と評している。
- ^ 63位タイ(芝9頭、ダート7頭)。この年の2歳部門の首位は、芝はヤマニングローバル59.0kg、ダートはテッセンスーパー59.0kgだった。朝日杯3歳ステークス優勝のアイネスフウジンは58.5kgで3位、阪神3歳ステークス優勝のコガネタイフウは57.5kgで4位。皐月賞を勝つハクタイセイは54kgで20位タイ、ホワイトストーンはメジロライアンとおなじ51.5kgで63位タイ。[77]
- ^ この年に日本で走った4歳馬の首位は外国馬ベルメッツの130ポイント(73kg)。2位は日本馬アイネスフウジン112ポイント(63.5kg)で、メジロライアン・ハクタイセイ・ホワイトストーンの3頭が109ポイント(62.0kg)で3位タイに並んだ。メジロマックイーンは108ポイント(61.5kg)で単独6位。[78]
- ^ この年に日本で走った4歳以上馬の首位は外国馬ゴールデンフェザントの126ポイント(71kg)。日本馬ではメジロマックイーン117ポイント(65.5kg)の6位タイが最高。これに次いでダイユウサクとダイイチルビーが111ポイント(62.5kg)で11位タイ。[79]
- ^ この年に日本で走った4歳以上馬の首位はトウカイテイオーで127ポイント(70kg)。次いでディアドクターで126ポイント(71kg)。ハンデキャップはディアドクターのほうが1kg上だが、レーティングに換算する際の日本馬への調整3ポイント(当時)により順位が逆転している [80]。このほかメジロマックイーンが3200m部門で122ポイント(67.5kg)で5位タイ(3200m部門に限定すると1位)、メジロパーマーが116ポイント(64.5kg)で8位、カミノクレッセが111ポイント(62.0kg)で11位で、12位の110ポイントにはメジロライアンとレッツゴーターキン。[81]
- ^ アサヒパシィオン、チョウカイエース、ハシノケンシロウ、マイネルグランツ、マイネルハイル、ヤマタケサリーが並ぶ。1位は「55」のアイネスフウジン。「54」のプリミエール、「53」のカムイフジ、クロスキャスト、サクラサエズリ、ドライビングモールに続く評価であった。
- ^ ハクタイセイ、ホワイトストーンが並ぶ。1位「63」のアイネスフウジン、「61」のメジロマックイーンに続く評価。以下、「58」のアグネスフローラ、「57」のアズマイーストと続く。
- ^ ダイユウサクと並ぶ。1位「63」のメジロマックイーンに続く評価。以下「60」のプレクラスニー、「59」のダイタクヘリオスと続いた。
- ^ カミノクレッセと並ぶ。1位「65」のトウカイテイオー、「63」のメジロマックイーン、「62」のメジロパーマー、「60」のダイタクヘリオスとレッツゴーターキンに続く評価であった。以下「58」はオースミロッチとナイスネイチャが続く。
出典
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- ^ a b 山野浩一・吉沢譲治:編著、『サラブレッド血統事典』(全面改訂)、二見書房、1996年(初版)、ISBN 4-576-95202-1。pp.584-585「メジロライアン」
- ^ 白井透:編集発行、『競馬四季報』第22巻第3号(通巻87号)(1993秋号)、サラブレッド血統センター、1993年。p.1704
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