プリンチペ・ディ・カリニャーノ級装甲艦 プリンチペ・ディ・カリニャーノ級装甲艦の概要

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プリンチペ・ディ・カリニャーノ級装甲艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/05 08:21 UTC 版)

プリンチペ・ディ・カリニャーノ級装甲艦
写真はプリンチペ・ディ・カリニャーノ
基本情報
艦種 装甲艦
前級 フォルミダビーレ級
次級 レ・ディタリア級
要目
排水量 常備:3,501トン(メッシナ、コンテ・ヴェルデは3,930トン)
満載:-トン
全長 75.8m
垂線間長 72.6m
最大幅 15.2m
吃水 6.1m
機関方式 形式不明石炭専焼角缶4基(メッシナ、コンテ・ヴェルデは4基)
+一段膨張式レシプロ機関1基1軸推進
出力 1,968hp
最大速力 11.0ノット(機関航行のみ)
燃料 380トン(石炭)
乗員 22名(士官)
550名(科員)
兵装 20.3cm鋼製単装ライフル砲10基
16.4cm鋼製単装ライフル砲12基
(メッシナ:25.4cm鋼製単装ライフル砲2基
20.3cm鋼製単装ライフル砲4基
16.4cm鋼製単装ライフル砲8基)
(コンテ・ヴェルデ:25.4cm鋼製単装ライフル砲6基
20.3cm鋼製単装ライフル砲1基)
装甲 舷側:0mm(プリンチペ・ディ・カリニャーノ)
110mm(メッシナ、コンテ・ヴェルデ)
司令塔:-mm
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概要

本級は1860年代にフランスに装甲自走浮き砲台(フローティング・バッテリー)2隻(フォルミダビーレ級装甲艦)を発注していたが、それとは別に装甲フリゲート2隻の建造を計画した。ジェノア造船所で1番艦を、2番艦をカステラマーレで起工したが、1862年に3隻目が追加されリヴォルノ造船所で起工された。しかし、工業力の低かったイタリアでは鉄板の製造が間に合わず、止む無く1番艦のみ艦首と艦尾に錬鉄を貼り付ける事でお茶を濁し、2番艦と3番艦のみ舷側部に110mm鉄製装甲板を装着した。これが本級である。なお、建造期間が長くなったためにリッサ沖会戦には参加していない。

艦形

本級の基本構造は製の船体の舷側に製の装甲板を張った3本の帆走用マストと一本煙突を持つ装甲フリゲート艦として設計された。

同型艦

関連項目

参考文献

  • 「世界の艦船増刊第41集 イタリア戦艦史」(海人社)
  • 「Conway All The World's Fightingships 1860-1905」(Conway)

外部リンク

  • Principe di Carignano「プリンチペ・ディ・カリニャーノ」の説明。(イタリア語)



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