ピクミン2 ステージ

ピクミン2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 02:27 UTC 版)

ステージ

洞窟名の後ろにあるカッコ内の数字はその洞窟の階層数を表す。4つのそれぞれのステージは、春夏秋冬の四季をモチーフにしている。

ねむりの谷

最初に降り立つ、雪に覆われているがモチーフのステージ。赤ピクミンに会うエリア。最初のステージではあるが奥深く、水場の向こうにヤキチャッピーが生息しているなど、難易度が高い部分もある。奥のエリアは水で遮られているため、青ピクミンを仲間にしたあとで探索可能となる。ブタドックリやフタクチドックリなどの生物が生息している。地面の一部にはアスファルトマンホール横断歩道などがあり、もともと道路であったことが分かる。地上ステージで唯一、ピキノツユクサが自生していない(カビタマやハナゲイモも登場しない)。タマゴはロケットの近くの1か所のみ配置されている。お宝は7個。今作で唯一の完全新作のステージである。

始まりの洞窟(2)
最初の地下洞窟。壁の向こう、水場の手前にある。ねむりの谷同様に雪で覆われていて、生息しているのはユキチャッピー11匹のみ。紫ピクミンと初めて会う洞窟。
スフィアマップを入手してこの洞窟から脱出すると、強制的に一日が終わる。
お宝は3個。ボスはいない。探検キット「わくせいデータ」を入手できる。
地下の秘密基地(9)
毒壁の向こうにある。名前どおり2層目以降は機械的なフロアで、7層目ではタマコキンが2体登場する。最初のフロアのみ雪に覆われている。機械の部品のようなお宝が多い。バクダン岩が20個以上出現するフロアがあるなど危険な部分もあるが、休憩フロアが2層あり(4・8層目)、3・4層目には白のポンガシグサが、8層目には紫のポンガシグサやポポガシグサが3~4つ生息する洞窟である。空を飛んでいる生物やサクレウラメなどバクダン岩を扱う生物が多く生息している。
お宝は16個。ボスはダマグモキャノン。倒すと探検キット「ソーラーシステム」(洞窟内が明るくなる)を入手できる。
辺境の洞窟(8)
地下の秘密基地へのルートを左に進むとある。前半は他の2つの洞窟と同じく雪に覆われており、後半になるにつれて洞窟の地形になる。オナラシ3体とユキチャッピー系統が生息するフロア(1層目)、ミヤビフタクチが複数体生息しているフロア(2・6層目)、クマチャッピーとチビクマ9匹が生息しており間欠泉と電極、ガス菅が揃っているフロア(3層目)、間欠炎と水場が両方出現するフロア(6層目)、テンテンチャッピー系統が多数生息しており落石が多いフロア(7層目)があるなど、ゲーム中盤らしく難所も多い洞窟である。途中で登場するハチャッピーを倒すことで、コッパチャッピーを仲間にできる。クリスマス関係のお宝が多い。5層目は休憩フロア。
お宝は15個。ボスはクイーンチャッピー(ベビーチャッピーを出産する)。クリアすると探検キット「ロケットパンチ」(パンチの威力UP)と「ダッシュブーツ」(プレイヤーの移動速度が上がり、プレイヤーへのフーセンドックリの攻撃を無効化)を入手できる。

めざめの森

桜が舞い散る、がモチーフのステージ。探検キット「わくせいデータ」を入手すると探索可能になる。前作の「希望の森」と似ているが、着陸地点や水辺の位置、橋や壁などのしかけが変更されている。原生生物はチャッピーやウジンコ、ヘビガラスなどが生息しており、オタマも成長したらしくイモガエルが見られる。青ピクミンに会えるエリアだが、彼らは電気柵の奥にいるため先に黄ピクミンと会う必要がある。タマゴはないが、大地のエキスの出る草がある。地上ステージでは唯一、探検キットとなるお宝が置かれている。お宝は7個。

けだものの穴(5)
ロケット近くの黒壁の向こうにある。間欠炎のトラップが登場(3・4層目)。任天堂に関するお宝が多い。
お宝は6個。ボスはクイーンチャッピー(ベビーチャッピーは出産しない)。倒すと探検キット「おたからセンサー」(お宝に近づくと反応)を入手できる。
白い花園(5)
紫ピクミンで紙袋トラップを解除するといける。白ピクミンと初めて会う洞窟。鉄のステージ(1、2層目)、ガス管のトラップ(4層目)が初登場。地中に埋まっているお宝があるため出会った早々から白ピクミンを駆使しなければならない。
お宝は7個。ボスはヘビガラス。倒すと探検キット「たんけんねぶくろ」(“昼寝”ができる)を入手できる。
デメマダラの王国(7)
ロケット裏の高台の電気柵の向こうにある。名前どおり、デメマダラ(チャッピー系統、主にテンテンチャッピー)が生息している。間欠炎や電極、バクダン岩のトラップが出現する。宝石系のお宝が多い。
お宝は10個。ボスはダイオウデメマダラ。倒すと探検キット「フレア・ガード」(プレイヤーへの火ダメージ無効化)を入手できる。
ヘビガラスの穴(7)
水場の向こうにあるため、青ピクミンや白ピクミンで橋を架ける作業をするといけるようになる。
名前どおり、ヘビガラスが多数生息している(3・6層目にそれぞれ2体ずつ)。水、電気、毒のトラップがあり、水場にカマドフマが登場する(6層目)、落下してくる生物が多い(4・5・6層目)、休憩フロアが無いなど、ゲーム中盤らしく難易度も高め。
お宝は15個。ボスはアカヘビガラス。倒すと探検キット「メタルスーツZ」(プレイヤーの防御力UP)を入手できる。

まどいの水源

蝉の鳴き声が聞こえる、がモチーフのステージ。探検キット「たんさデータ」を入手すると探索可能になる。黄ピクミンと初めて会えるエリア。前作の「大水源」とほぼ同じつくりをしているが、ドドロのタマゴがなくなっている、壁や橋などのしかけが変更されているなど、細かい点は変化している。ダンゴナマズ、イモガエル、ツブラメケメクジなどの水中の生物が多く生息している。ステージの大半は水であり、壁や橋での作業や回収に大量の青ピクミンが必要となる。黄ピクミンの待機場所の手前にヤキチャッピーがいたり、水の向こう側に電撃ゲートがあるなどゲーム序盤から難易度が高い。31日目以降の一の位に「1」がつく日にはダマグモとクマチャッピーが出現する。タマゴや大地のエキスの出る草、石の配置が多い。夕方になるとヒグラシの鳴き声になる。お宝は7個。

クモの根城(5)
ロケットの近くにある。名前どおりクモ系統を中心に多くの生物が生息している。火、電気に関するトラップ、生物が登場する。
お宝は11個。ボスはダマグモ。
食神の台所(6)
北部エリアの電撃ゲートの向こうにある。地下洞窟にしては明るく、子供部屋を思わせるような洞窟。電気系のトラップや敵が多い。食神とはパンモドキのことを指し、実際に数多く生息している。
クマチャッピーとチビクマ5体が生息するエリア(4層目)やフタクチドックリ3体とチビクマが多数生息するエリア(5層目)があるなど難所も多い。
お宝は14個。ボスはオオパンモドキ。倒すと探検キット「アンチ・エレキ」(プレイヤーへの電気ダメージ無効化)を入手できる。
シャワールーム(7)
南部エリアの電撃ゲートの向こうにある。タイルの床など、浴室を思わせるつくりがあることからオリマーが直感的に同名に名づけたという。水場が多く、シャコモドキやマロガエルなど水中の生物が多く生息している。落石(1・2層目)やサクレショイグモ(6層目)などすべてのトラップが出現するため、難易度が高い。入り口が水栓も兼ねたフタで覆われているため、青ピクミンに解除してもらう必要がある。4層目は休憩フロア。
お宝は14個。ボスはケメクジ。倒すと探検キット「メガスピーカー」(笛の範囲が拡大)を入手できる。
水中の城(5)
北部エリアの水中にある。洞窟の入り口は水中にあるため青ピクミンしか連れて行けないが、彼らが耐性を持たない炎・電気・毒に関するトラップ・生物が次々と登場する上に、バクダン岩が数多く出現するフロアもある。お菓子系のお宝が多く、オリマー曰く「甘ったるいにおいが充満している」との事。
非常に難度易の高い洞窟であるが、稼げる金額は少ない。途中で登場するハチャッピーを倒し、コッパチャッピーを仲間にすることで、電気や毒のトラップに対しても攻略できるようになる。ハチャッピーも青ピクミンだけではスプレーを使わない限り犠牲無しで倒すのは難しい。
お宝は1〜4層目に各3つずつと最終層に1つの計13個。ボスはアメボウズ。倒すには紫ピクミンが必要で、最終層以外でも一定時間経過するとアメボウズが出現するが、これらの層では倒す方法が無いので逃げるしかない(最終層のアメボウズを倒しても再び洞窟に入ると出現する)。倒すと探検キット「ひきぬきメガホン」(笛でピクミンを引っこ抜ける)を入手できる。

のぞみの大地

紅葉が見られる、がモチーフのステージ。第二部からのステージで10000ポコの借金を返済するまでは探索できない。前作の「遭難地点」と「最後の試練」を合わせたような地形をしており、地面に「止まれ」と書いてある場所もある。ルーイがこのエリアに落ちてしまったため、社長がルーイの代役を務める。エリア全体に様々な原生生物が数多く生息しており、水や電気、毒のしかけもあるため、複数のピクミンを使い分けて開拓する必要がある。タマゴの配置が多く、大地のエキスの出る石もある。お宝は5個。

混沌の魔窟(10)
ロケットの近くにある。
たくさんの生物が狭いフロアに密集しているため、タイマンで戦うことが不可能に近い場所もある。爆弾岩や電極等が多く、爆発や感電によるピクミンが死にやすいフロアも多い。辺境の洞窟と似たような水場と電極が絡んでいるフロア(6層目)もある。5層目は休憩フロア。4層目には中ボスのダイオウデメマダラが2匹生息している。
お宝は17個。ボスはゴロムシ。
百戦錬磨の穴(15)
電撃ゲートの向こうにある。階層数が最も多い地下洞窟。流砂でのアカヘビガラスとヘビガラスの共演(4層目)、ケメクジ(7層目)、ダイオウデメマダラ2体(10層目)や子産みクイーンチャッピー(落石あり、11層目)、水辺のダマグモキャノン(13層目)にダマグモ(14層目)、というように、これまでボスとして登場した生物の大半が中ボスとして登場する。中ボスの周辺にも原生生物が点在するフロアも存在する。中ボスがいないフロアも多種多様の生物が数多く生息しており、高い難易度を誇る。そのかわり休憩フロアが5、8、12層目の三層と多めになっており、ポポガシグサでピクミンを増やしたり、ハチャッピーを倒すことでコッパチャッピーを仲間にしたり、オオガネモチやオナラシからスプレーを確保できる。
お宝は5・8層目以外の各層に1個ずつ置いてあり、13個ある。ボスはゾウノアシ。
夢の穴(14)
毒壁の向こうにある。中ボスは登場しないが、こちらは混沌の魔窟以上に生物が密集している。ゲーム中でも一二を争う難易度を誇るが、百戦錬磨の穴と比べて戦法を工夫すれば突破が容易になるため、プレイヤーの操作が左右される洞窟である。ポンガシグサは一切生息しておらず、コッパチャッピーも登場しない。
他の洞窟で見られる地下へ続く穴は、ピクミンを連れずオリマーのみが穴まで行けば次のフロアへ行けたが、水中の城にあったように、一部のフロア(1層目・7層目・11層目)では次のフロアへの穴が岩で塞がれており、ピクミンに壊してもらう必要がある。そのため、穴までの戦闘を避けて通れない場所もある。
お宝は洞窟の中でも最も多く、21個ある。ボスはヘラクレスオオヨロヒグモ。

  1. ^ 2020CESAゲーム白書 (2020 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2020). ISBN 978-4-902346-42-8 
  2. ^ 「ランキング研究所」『Nintendo DREAM』2013年11月号、アンビット、2013年9月21日、126頁、雑誌07113-11。 
  3. ^ GCゲームレビュー「ピクミン2」”. game.watch.impress.co.jp (2004年6月1日). 2023年11月28日閲覧。
  4. ^ a b c d お茶缶 (2023年7月16日). “『ピクミン4』プレイ前に「ピクミン」シリーズをおさらい!ナンバリング3作の構造的な違いを考える”. インサイド. 2023年11月9日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h オクドス熊田 (2023年8月30日). “『ピクミン2』における“お宝”と“欲”が作り上げた世界観について【おすすめゲームレビュー】”. ファミ通.com. 2023年11月28日閲覧。
  6. ^ “Wiiであそぶセレクション”で「Wiiであそぶ ピクミン2」が本日発売”. 4Gamer.net. Aetas (2009年3月12日). 2023年11月28日閲覧。
  7. ^ 『ピクミン2』における“お宝”と“欲”が作り上げた世界観について【おすすめゲームレビュー】”. ファミ通.com (2023年8月30日). 2023年11月27日閲覧。
  8. ^ a b c 1-2 開発スタッフインタビュー”. Nintendo Online Magazine (2004年5月). 2004年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月27日閲覧。
  9. ^ 開発者に訊きました : ピクミン4(3ページ目)”. 任天堂 (2023年7月18日). 2023年11月28日閲覧。
  10. ^ a b ジスマロック (2023年10月23日). “ピクミンの「アタリマエ」を、見直した。開発陣が語る、『ピクミン4』がシリーズ4作目にして「ピクミンの面白さの本質」を掴めた理由とは(2ページ目)”. 電ファミニコゲーマー. 2023年11月28日閲覧。






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