ヒナゲシ ヒナゲシの概要

ヒナゲシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/26 09:47 UTC 版)

ヒナゲシ
ヒナゲシ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperm
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
: キンポウゲ目 Ranunculales
: ケシ科 Papaveraceae
: ケシ属 Papaver
: ヒナゲシ P. rhoeas
学名
Papaver rhoeas L. (1753)
和名
ヒナゲシ
英名
Corn poppy

特徴

ヨーロッパ中部の原産[1]。畑の雑草、グビジンソウ(虞美人草)ともいう[1]

耐寒性の一年草で、全体に粗毛が密生し、は直立し[1]、草丈50センチメートル (cm) - 1メートル (m) 位になる。互生し、羽状に深い切れ込みがあり、裂片は線状披針形、葉縁は粗歯牙状になる[1]。初夏に花茎を出し、上の方でよく分枝し、茎の先に直径5 - 10 cmの赤・白・ピンクなどの4弁花を開く。現在タネとして売られているものには、八重咲きの品種が多い。ケシオニゲシに比べるとずっと華奢で、薄い紙で作った造花のようにも見える。

ケシとは、毛がないところと、葉に深い切れ込みがない点で相違があり、区別することができる[1]

栽培

ヒナゲシは、観賞用のオニゲシとともに栽培してよい種である[注釈 1]

土質は選ばないが、排水がよい土地を選ぶ[1]。移植を嫌うので、9月下旬から10月中旬頃に、花壇に直まきする[1]覆土はタネが見え隠れする程度でよい。かなり細かいタネなので、砂を混ぜて散布し、発芽してきたら間引いて[1]、株間が30 cmくらいになるようにする。


注釈

  1. ^ ケシは、阿片がとられ、モルヒネコカインなど麻薬成分を含んでおり、日本の法律で栽培が厳禁とされている[1]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 馬場篤 1996, p. 96.
  2. ^ その情報は「確かな情報」ですか?”. 国立健康・栄養研究所. 2022年8月13日閲覧。
  3. ^ どんな論文が本当に治療効果を証明しているのか?”. 大須賀覚 (2018年7月13日). 2022年8月13日閲覧。
  4. ^ a b c ヒナゲシ、グビジンソウ、レイシュンカ”. 国立健康・栄養研究所. 2022年8月13日閲覧。


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