ハヤカワ文庫 その他のサブレーベル

ハヤカワ文庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 21:13 UTC 版)

その他のサブレーベル

作家別

ダニエル・キイス文庫
1999年(平成11年)10月創刊。ダニエル・キイスの専用レーベルで、No.1は『アルジャーノンに花束を』。
クリスティー文庫
2003年(平成15年)10月創刊。アガサ・クリスティの専用レーベルで、No.1は『スタイルズ荘の怪事件』。2004年に全100巻の刊行を終えたが、2010年に新刊が出て全102巻となった。うち90巻がHMからの移行、6巻がNVからの移行、2巻が新訳、4巻が解説書等。
トリイ・ヘイデン文庫
2004年(平成16年)6月創刊。トリイ・ヘイデンの専用レーベルで、No.1は『シーラという子』。

廃止・休止

ハヤカワ文庫Jr
1980年(昭和55年)2月から1981年(昭和56年)8月まで刊行。海外ジュヴナイルのレーベルで、No.1はエラリー・クイーン『黒い犬の秘密』。11巻で終了。
ハヤカワ文庫YR
1986年(昭和61年)から[1]1988年(昭和63年)まで刊行[1]少女向け恋愛小説のレーベルで[1]、YR は "Young" と "Romance" に由来する[1]。No.1はフランシーン・パスカル英語版『恋はおまかせ』。『スイート・ヴァレー・ハイ』シリーズを20巻刊行したのみで終了。
ハヤカワ文庫GB
1986年(昭和61年)12月から1987年(昭和62年)10月まで刊行。GB は "Game Book" の略。No.1は多摩豊グイン・サーガ ラルハスの戦い』。全5巻。
ハヤカワ文庫HB
1991年(平成3年)11月から1992年(平成4年)まで刊行。ヤングアダルト小説[字引 1]のレーベルで[2]、HB は "Hi! Books" の頭字語[2]。No.1は豊田淳子『2X殺人事件』。S-Fマガジン増刊の季刊誌「小説ハヤカワHi!」(廃刊)掲載の作品を中心としたレーベル。
ミステリアス・プレス文庫
1989年(昭和64年/平成元年)1月から2001年(平成13年)まで刊行。アメリカのミステリ専門出版「Mysterious press」と提携したシリーズであり、No.1はアーロン・エルキンズ『古い骨』。全156巻でレーベルは休止し、その後、一部作品はハヤカワ文庫HMに編入された。
イソラ文庫
イソラ文庫(英:Isola bunko)は、2009年(平成21年)10月から2011年(平成23年)まで刊行。海外の女性向けエンターテイメント小説やロマンス小説、コージー・ミステリなどを刊行する文庫で、No.1はアディーナ・ハルパーン『人生最高の10のできごと』。背表紙の上部には同文庫のシンボル・マークが付されているが、エンターテイメントは水色、ロマンスは紫色、コージー・ミステリは黄緑色を使って描かれていた。

注釈

  1. ^ ハヤカワ文庫NFを除く。また、のちに創刊されたミステリアス・プレス文庫は刊行順整理番号のみ。導入前はハヤカワ文庫HMは著者別整理番号、他のレーベルは刊行順整理番号を使用していた。ただし、2010年現在も著者別五十音順整理番号と著者別整理番号または刊行順整理番号を併用している。
  2. ^ ただし、以前に創刊されたハヤカワepi文庫、ダニエル・キイス文庫、アガサ・クリスティ文庫、トリイ・ヘイデン文庫は創刊時からトールサイズで刊行。

出典

  1. ^ 金原瑞人、小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “ヤングアダルト小説”. コトバンク. 2020年6月20日閲覧。
  1. ^ a b c d e 小学館『デジタル大辞泉プラス』. “ハヤカワ文庫YR”. コトバンク. 2020年6月20日閲覧。
  2. ^ a b c 小学館『デジタル大辞泉プラス』. “ハヤカワ文庫HB”. コトバンク. 2020年6月20日閲覧。
  3. ^ a b c 〈ハヤカワ 時代ミステリ文庫〉創刊! (2019/08/19)”. ハヤカワ・オンライン. 早川書房 (2019年8月19日). 2020年6月20日閲覧。


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