ハッカドール ハッカドールの概要

ハッカドール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 16:53 UTC 版)

ハッカドール
開発元 DeNA
初版 2014年8月15日 (9年前) (2014-08-15)
最新版
8.0.0 / 2019年8月15日
対応OS iOS,Android
対応言語 日本語
サポート状況 2019年8月15日終了
公式サイト http://hackadoll.com/
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2019年8月15日をもってサービスを終了し[2]、アルバムとアラーム機能をオフラインで利用できるハッカドール THE めもりあるへアプリの仕様を変更した。アプリ及びアルバムデータの配信は2019年11月15日の正午に終了[3]

配信内容

漫画アニメライトノベル声優キャラクターグッズコスプレVOCALOID特撮BLの9ジャンルの、サブカルチャーに特化したニュースを扱う。情報源まとめサイトや企業の公式サイト、個人ブログなどから収集される[4]。初回起動の際にいくつかの質問に答えると、ユーザーの好みに合ったニュースを、朝昼晩各25件配信する。それぞれの配信記事に対して「欲しい/いらない」と意思表示することにより、配信記事の自動選別を最適化する。T-MEDIAホールディングスと提携しており、同社のTSUTAYA オンラインショッピングの商品情報もコンテンツのひとつとして提供していた[5]

ウェブ版は隙間時間に活用されるスマートフォン版との利用シーンの違いを考慮し、リアルタイムで記事が更新されるようになっていた[6]

開発経緯

生みの親である岩朝暁彦によると、2013年冬にコミックマーケットへDeNAが出展した折、Mobageのユーザーとの交流によりその重要性を感じた。[7]その結果夏に開催されるコミックマーケットへ向けて会社で頑張ることになったが、それまでの間に期間があったので、12月31日にコミックマーケットの打ち上げをした直後から、ユーザーへ情報を提供できたり、新たなユーザーの獲得する手段を考え、2014年1月4日にDeNAでニュース配信アプリ制作のプレゼンテーションを行ったところ、新規事業として始めることになった。[7]ハッカドールとして、具体化したのは同年4月になってからのこと[7]で、開発期間は4ヶ月半である。[7][注 1]

使えるサーバーを探し始めるところから始まったプロジェクトも順風満帆とはいかず、当初岩朝がエンジニアにやりたいことを提案しても、それができたら魔法だねと切り返される事が多かった[7]が、次第にエンジニアの方から不可能な箇所に対案を示してくれるようになった。[7]プロジェクトメンバーも開始当初は岩朝とプロジェクトマネージャーら3人で切り盛りし、次第にメンバーが増強されていった。[7]プロジェクトマネージャーは岩朝から請われた際自身の仕事を整理して参加しただけでなく、サーバーエンジニアのエースが必要と声優ソムリエのエンジニアを招聘。[7]また、クライアントエンジニアの広瀬裕規や、Mobage事業でデータ分析担当が参画するなど、DeNA社内の有志が集結するプロジェクトに発展した。[7][注 2]

DeNAのプレスリリース[8]ではキュレーションアプリと位置付けているが、2014年9月21日に開催された東京ゲームショウでのステージで、担当プロデューサーは本アプリを検索エンジンであると述べている[9]


  1. ^ GIGAZINE(2014.12)によると、エンジニアらを集めてリリース時期を検討した際、全員が次の夏のコミックマーケットを目標にするという話でまとまり、iOS用ソフトを制作して配信するにあたり、審査が必要なため、それらを考慮すると4カ月しか時間がなかったと岩朝は述べている。
  2. ^ GIGAZINE(2014.12)によると、参画した社員の中には岩朝の提案に自身もやりたいと名乗り出た人もいた。





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