トヨタ・スプリンター
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4代目 E70型(1979年 - 1983年)
トヨタ・スプリンター(4代目) E70型 | |
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スプリンターセダン 1981年8月 - 1983年5月 | |
概要 | |
製造国 | 日本 |
販売期間 | 1979年3月 ー 1983年5月[5] |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ |
4ドアセダン 2ドアハードトップ 3ドアクーペ 3ドアリフトバック |
- 1979年3月発売。エンジンは当初、1,300cc(4K-U)、1,500cc(3A-U)、1,600cc(2T-GEU)の設定であった。ボディタイプは今までと同じセダン/ハードトップ/3ドアリフトバック/3ドアクーペの4種類。また、この代よりトレノのみの設定だった2T-Gエンジンが全ボディタイプへ搭載され3ドアクーペのトレノ以外はGTと名乗るようになった。ハードトップはベースがセダンからクーペ系になったために車高が低くなった。カローラがセダン、およびバンに丸型4灯ヘッドランプを採用した(ただし一部の海外仕様はSAE規格の角型2灯)ものとは違い、スプリンターはSAE規格の角型2灯を採用。また、スプリンターとしては同時発表・発売された4代目カローラシリーズ同様、この代より全車にフロントディスクブレーキが標準で装着されるようになった。初期のCMキャラクターはマドリーン・ケーン[6]でキャッチフレーズは「美しくなければクルマではない」だった。
- 1979年9月、1,800ccのガソリン(13T-U)が登場した(E-TE73)。
- 1981年8月、マイナーチェンジで既存エンジンをレーザーエンジンに換装と同時に1.3Lも3速ATに変更/セダンのヘッドランプが異型2灯式に変更/セダンのフロントノーズがスラント化される/女性向けグレードのLISSE(リセ)をハードトップに追加。これに伴い、追加当初から販売不振だった1800シリーズは廃止。
- 1982年2月、セダンに1,800ccディーゼル(1C)が追加。ディーゼル車にはカローラセダンのディーゼル車同様、オーバードライブ(OD)付き4速AT仕様の設定があった。
- 1982年5月、「リセ」を4ドアセダンにも追加。
- 1982年8月、5ドアワゴンかつターセルベースのスプリンターカリブ(E-AL25G)発売。
販売終了前月までの新車登録台数の累計は、トレノと合算して40万2727台[5]
- ^ a b デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第23号3ページより。
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第25号13ページより。
- ^ webCG エッセイ『これっきりですカー』 第53回:「これっきりモデル」in カローラ・ヒストリー〜その4「謎のスプリンター」〜 - 2006年11月23日(2016年7月30日閲覧)。
- ^ a b デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第29号15ページより。
- ^ a b デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第70号11ページより。
- ^ mrkick. “マドリーン・ケーン (Madleen Kane) : ディスコ堂 by mrkick”. ディスコ堂 by mrkick. 2022年8月4日閲覧。
- ^ a b デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第96号3ページより。
- ^ a b デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第80号9ページより。
- ^ a b デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第26号11ページより。
- ^ “スプリンター(トヨタ)1991年6月~1995年4月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月12日). 2020年1月12日閲覧。
- ^ “スプリンターバン(トヨタ)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月12日). 2020年1月12日閲覧。
- ^ “スプリンターワゴン(トヨタ)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月12日). 2020年1月12日閲覧。
- ^ a b デアゴスティーニジャパン週刊 日本の名車第67号9ページより。
- ^ 当時のネッツトヨタ店のコンパクトセダンの受け皿としての後継車。
- ^ ただし、取り扱い開始まで20年の空白あり。
- ^ “スプリンタートレノ(トヨタ)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月12日). 2020年1月12日閲覧。
- ^ “スプリンター(1995年5月~2000年8月)”. リクルート株式会社 (2020年1月12日). 2020年1月12日閲覧。
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第67号9ページより。
- ^ “スプリンターカリブ(1995年8月~2002年8月)”. リクルート株式会社 (2020年1月12日). 2020年1月12日閲覧。
- ^ トヨタ自動車日本国内販売網年表も参照。
- ^ 詳細はスプリンタートレノを参照。
- ^ 発売当初は萩原健一を起用する予定だったが、大麻取締法違反で逮捕された為、既に撮影を終えたCM、カタログは没となり、急遽、古谷一行を起用した
- ^ フロントマスクもカローラバンと同じでエンブレムが異なるだけだった。またスターレットバンがFF化時に3ドアHBとボディを共用するようになったため、使い勝手とスペースユーティリティに欠けることもあったため、当時KP61型スターレット5ドアバンの代替需要もそれなりにあったためのディーラーサイドからの要望によるものだった。この5ドアバンは当初、「ビジネススプリンター」と呼ばれていた。
- ^ スプリンターでのプレスドア採用は最初で最後。次のE110型ではE90型と同じサッシュドアに戻る。
- ^ フロントフェイスはエンブレムを除き、カローラバンと同じ。
- ^ バンと同じリヤサスペンションは板バネ式。エクステリアをグレードアップした「ツーリングパッケージ」も設定。カローラツーリングワゴン相当のモデルはカリブが存在するため、設定されない。
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