タコメーター タコメーターの概要

タコメーター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 08:13 UTC 版)

自動車の電子式タコメーター(日産・GT-R
エンジンの回転数を0-8,000r/minまで計測できる。7,000r/min以上はレッドゾーンとなっており、過回転域であることが示されている。
汎用測定器としてのタコメーター
回転主軸に反射シールを貼って計測する。表示はデジタル

エンジン電動機発電機などの軸回転が重要な意味を持つ機器に装備され、操作者が現在の回転数を把握するのに用いられる。また、タコメーターを備えない機器の回転数を測定するための汎用測定器としてのタコメーターがある。

しばしばタコグラフ(運行記録計)がタコメーターと混同、誤称される。

以下、自動車オートバイのタコメーターを中心に記述する。


注釈

  1. ^ 国産車のタコメーターの目盛は大抵1/1000である。1/100の目盛は一部の輸入車に見られる。
  2. ^ エンジン音の音程の高さは回転数に比例する。毎分3,000回転でエンジン音は50Hzとなる。しかし音程による判断を確実にするには絶対音感が必須であり、万人に可能なものではない。
  3. ^ 2020年3月現在、新車として販売されている車種の一例 :トヨタ・パッソMODA(モーダ)/ダイハツ・ブーンCILQ(シルク)トヨタ・ヤリスのガソリン車全グレード、およびトヨタ・カローラアクシオ/カローラフィールダーの各ハイブリッド車、三菱・ミラージュの全グレード(ただし前期型の場合、最廉価グレードのみタコメーターは非装備となっていた)、最廉価グレードを除くマツダ・デミオ(ディーゼル車を含む)、最上級グレード、および一部のコンプリートカーの日産・マーチ(前者が「G」(前期型は「12G」)、後者が「NISMO S」)など。
  4. ^ その理由は日本向け9代目カムリ/4代目アルティスが全車ハイブリッド車となったため。
  5. ^ 2代目ポルテと同時発表・同時発売された姉妹車のトヨタ・スペイド(初代)を含む。
  6. ^ 先述のトヨタ・カムリとほぼ同じ理由で日本向けを含む9代目以降のアコードの4気筒エンジン搭載車が全車ハイブリッド車となったため。
  7. ^ ただしキャロルのOEM元であるスズキ・アルトはスポーツ系グレードの「ターボRS」および「ワークス」に限りタコメーターが標準で装備される(キャロルはスポーツ系グレードは当初から未設定)。
  8. ^ 2020年3月現在、新車として販売されている商用車を除く車種の代表的な例:トヨタ・パッソ/ダイハツ・ブーン(いずれもオリジナル(ノーマル)モデル全般)、トヨタ・カローラアクシオEX/カローラフィールダーEX(いずれも4WD仕様を含むガソリン車)、トヨタ・ポルテ/スペイド(ポルテは2代目以降より)、スズキ・アルト(「ターボRS」および「ワークス」以外の全グレード)/マツダ・キャロル、ダイハツ・ミライース/スバル・プレオプラス/トヨタ・ピクシスエポック、カスタムシリーズを除くダイハツ・タントダイハツ・ウェイク/トヨタ・ピクシスメガの各自然吸気エンジン搭載仕様車などがこれに該当する。
  9. ^ 例・4代目スズキ・ワゴンR/4代目マツダ・AZ-ワゴン
  10. ^ 例・ホンダ・アクティバンホンダ・パートナーなど
  11. ^ 前者が5代目ハイエース、後者がOEMのいすゞ・コモを含むNV350キャラバン
  12. ^ 例 : ピボット社製「PROGAUGE PT5 チビタコ[1]/PT6[2]/PTX[3]/MULTI GAUGE X2R[4]」など
    ちなみに国産車の場合、1998年以降に新規発売、およびモデルチェンジを受けたトヨタ車およびダイハツ車、および2008年以降に新規発売されたダイハツ製OEM、およびトヨタ製OEMのスバル車(例として前者がスバル・DEXスバル・ルクラ、スバル・プレオ(2代目以降)、スバル・プレオ+、スバル・ステラ(2代目以降)、スバル・シフォンスバル・サンバー(7代目以降)、スバル・ジャスティ(日本向け2代目以降)、後者がスバル・トレジアがこれに該当)、CAN通信採用車がこれに該当する。
  13. ^ 例を挙げるとDefiの適用車種検索では、ミニカミニキャブeKなど三菱軽自動車複数車種に対し(三菱製OEMの日産の軽自動車を含む)、「純正タコ非装着車は取り付け不可」と明言されている。またこれらの車種にタコメーターを取り付ける際には、純正部品のハーネス(MB991799)を加工装着してパルスを増幅する事例が多数報告されている。
  14. ^ 例として2代目ダイハツ・フェローMAXでは3,000rpm以下[3]、2代目スズキ・フロンテSSでは3,500rpm以下[4]をイエローゾーンとした。

出典

  1. ^ "タコメーター". 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2023年9月13日閲覧
  2. ^ あっても使わなかった…? 消えた装備と必要だった理由”. 自動車情報誌「ベストカー」. p. 2 (2022年5月9日). 2023年9月13日閲覧。
  3. ^ 軽に高性能エンジンを搭載!? これぞ羊の皮を被った狼な軽自動車5選”. くるまのニュース. p. 3 (2018年12月28日). 2023年9月13日閲覧。
  4. ^ フロンテSS”. 名車文化研究所 (2020年9月14日). 2023年9月13日閲覧。
  5. ^ 10,000回転を超えるエンジンを持った車はどの程度存在したのか?”. CarMe[カーミー] by 車選びドットコム (2019年6月3日). 2023年9月13日閲覧。
  6. ^ 省エネ運転マニュアル” (PDF). 全日本トラック協会. p. 7 (2010年9月). 2023年9月19日閲覧。
  7. ^ 【必須装備が絶滅危機!?】 なぜ必要? タコメーターの意義と存亡”. 自動車情報誌「ベストカー」 (2019年6月19日). 2023年9月19日閲覧。
  8. ^ 株式会社インプレス (2015年1月14日). “【インプレッション】三菱ふそう「エアロエース MS」「エアロエース MM」”. Car Watch. 2023年9月19日閲覧。


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