ゲイル・ホプキンス 人物

ゲイル・ホプキンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 02:21 UTC 版)

人物

ローダイ整形外科のプライベートドクターを開業したのちも、患者はホプキンスがメジャーリーガーだったことを知っており、特に小児患者に対してはベースボールカードを見せたり、野球の話をして元気づけたりしていた。また当時、ローダイではホプキンスのベースボールカードは売り切れで入手できず、サクラメントあたりまで行かないと買えなかったという[11]

1975年9月10日の中日ドラゴンズ戦(広島市民)で9回裏に山本浩二が安打を放つが三村敏之が本塁寸前でタッチアウトとなる。この際、捕手の新宅洋志のタッチが強かったため、三村は衝撃で横転した。このプレーによって中日と広島の選手達で揉めるが、そこへ観客席からファンが降りてきて中日の選手達に対する暴動が発生。ホプキンスはチームメートのシェーンと共に騒動を収めようと試み、石などを投げつけられながらも中日の選手達をベンチ裏へと導いた。後日、ホプキンスはファンに対して「チーム同士のファイトはアメリカにもある。でもファンが選手に暴力を振るうようなことはない。どんなことがあってもフェンスの外で見てほしい」と声を送った[12]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
1968 CHW 29 43 37 4 8 2 0 0 10 2 0 0 0 0 6 1 0 3 0 .216 .326 .270 .596
1969 124 427 373 52 99 13 3 8 142 46 2 1 0 3 50 1 1 28 10 .265 .351 .381 .732
1970 116 321 287 32 82 8 1 6 110 29 0 0 0 5 28 5 1 19 5 .286 .346 .383 .729
1971 KC 103 339 295 35 82 16 1 9 127 47 3 1 1 2 37 9 4 13 8 .278 .364 .431 .794
1972 53 78 71 1 15 2 0 0 17 5 0 0 0 0 7 1 0 4 2 .211 .282 .239 .521
1973 74 171 138 17 34 6 1 2 48 16 1 2 0 2 29 2 2 15 8 .246 .380 .348 .728
1974 LAD 15 21 18 1 4 0 0 0 4 0 0 0 0 0 3 2 0 1 0 .222 .333 .222 .556
1975 広島 130 547 496 72 127 20 1 33 248 91 1 2 1 4 36 2 10 53 15 .256 .317 .500 .817
1976 117 491 420 62 138 16 1 20 216 69 1 3 1 3 62 7 5 30 9 .329 .418 .514 .933
1977 南海 113 441 402 37 107 13 2 16 172 69 1 2 1 2 33 4 3 25 12 .266 .325 .428 .753
MLB:7年 514 1400 1219 142 324 47 6 25 458 145 6 4 1 12 160 21 8 83 33 .266 .352 .376 .727
NPB:3年 360 1479 1318 171 372 49 4 69 636 229 3 7 3 9 131 13 18 108 36 .282 .353 .483 .836
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録

NPB

背番号

  • 18 (1968年 - 1973年)
  • 16 (1974年、1977年)
  • 6 (1975年 - 1976年)

脚注

[脚注の使い方]

  1. ^ a b c 『プロ野球助っ人三国志』137頁
  2. ^ 『プロ野球助っ人三国志』135-136頁
  3. ^ 『プロ野球助っ人三国志』136頁
  4. ^ “日めくりプロ野球【10月15日】1975年(昭50)広島、巨人の目の前で胴上げ! 球団創設26年目の初優勝”. Sponichi ANNEX. スポーツニッポン新聞社. http://www.sponichi.co.jp/baseball/special/calender/calender_octorber/KFullNormal20071008203.html 2016年9月11日閲覧。 
  5. ^ a b 『プロ野球助っ人三国志』138頁
  6. ^ 『プロ野球助っ人三国志』139-140頁
  7. ^ 『プロ野球助っ人三国志』134頁
  8. ^ 『プロ野球助っ人三国志』130-131頁
  9. ^ 「カープ初Vの主力、ホプキンス氏 始球式で豪快スイング」 スポニチアネックス,2013年5月26日閲覧
  10. ^ 『日本プロ野球 歴代名選手名鑑』403頁
  11. ^ 『プロ野球助っ人三国志』132頁
  12. ^ 週刊ベースボール別冊 よみがえる1970年代のプロ野球 [Part.2] 1975年編 赤ヘルカープ悲願のV ベースボール・マガジン社.2022年.P39


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