イヴェット・クーパー イヴェット・クーパーの概要

イヴェット・クーパー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 02:56 UTC 版)

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イヴェット・クーパー
Yvette Cooper
生年月日 (1969-03-20) 1969年3月20日(53歳)
出生地 スコットランドインヴァネス
出身校 オックスフォード大学ベリオール・カレッジ
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス
所属政党 労働党
公式サイト Yvette Cooper
選挙区 ポンテフラクト・カッスルフォード
在任期間 1997年5月1日 - 現職

雇用・年金大臣
内閣 ブラウン第3次改造内閣
在任期間 2009年6月5日 - 2010年5月11日

財務省主席担当官
内閣 ブラウン第1次改造内閣
ブラウン第2次改造内閣
在任期間 2008年1月24日 - 2009年6月5日

住宅担当国務大臣
内閣 ブラウン内閣
在任期間 2007年6月28日 - 2008年1月24日
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経歴

若年期

1969年インヴァネスに生まれる。彼女の父・トニー・クーパー[1]は、プロスペクトという通商労組の幹部で、原子力廃止措置機関のメンバー、原子力産業協会英語版の会長も務めた。保守党から政府の諮問委員にも選ばれていたこともあり、協会からは「原子力について、博識で説得力があり、はっきりとした意見を言える者」と評されていた。[2]

オックスフォード大学ベリオール・カレッジで哲学・政治学・経済学を専攻し、1991年にはケネディ奨学金英語版を受けてハーバード大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで経済の研究をした。

1990年には影の財務大臣ジョン・スミスのエコノミック・リサーチャーとなり、1992年にはアメリカの大統領候補ビル・クリントンのもとでも働いた。その後、影の財務省主席担当官のハリエット・ハーマンの政策アドバイザーとなり、1995年にはインデペンデント紙の経済ジャーナリストとして働いた。

政界へ

1997年の総選挙でポンテフラクト・カッスルフォード選挙区から出馬するが、この選挙区は元下院副議長のジェフリー・ロフトハウス英語版の地盤で、彼の引退で候補者が空いた選挙区だけに、大した苦戦もせずに25725票もの得票差で初当選を果たした。その後、順調に出世し、1999年保健省政務次官2003年には副首相のオフィスで働いた。2005年の総選挙後は、コミュニティー・地方自治担当閣外相に任命される。

クーパーは党内でブラウン派と見られていたが、2007年ゴードン・ブラウンが首相に就任すると、彼の内閣で住宅担当国務大臣に任命された。このポジションは閣外相であるものの、閣議への出席を求められる地位である。ピーター・ヘイン英語版労働・年金大臣の辞任に伴う内閣改造で、2008年1月24日に女性としては初の財務省主席担当官に任命された。既に入閣していた夫のエド・ボールズ英語版児童・学校・家庭大臣と共に、初の夫婦での入閣となった。

パーソナリティ

1998年1月10日イーストボーンでエド・ボールズと結婚し、以来2人の娘(それぞれ1999年、2004年誕生)と息子が1人(2001年誕生)いる。夫のエドは2005年に彼女の隣の選挙区・ノーマントン選挙区で当選して議員となった。2人を「労働党のゴールデン・カップル」と呼ぶ声もある。なお、夫婦で議員となっているカップルは、彼らのほかに4組存在する。2001年に2人目の子どもが生まれたとき、彼女は産休を取って休職した。産休を取った閣外相は彼女が初であった。

水泳似顔絵を描くことが趣味である。


  1. ^ Yvette Cooper Official website
  2. ^ "Tony Cooper is new Chairman of BNIF", 28 June 2002, Nuclear Industry Association


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