アクマイザー3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/24 13:21 UTC 版)
アクマ族の戦力
- アクマ族戦車
- アクマ族の怪兵器。劇中では単に戦車と呼ばれている。主砲からのジェット噴射によって飛行も可能[11]。
- 不滅の盾
- アクマ族に伝わる最強の武器で、大魔王ガルバー曰く「王者の盾」。単に攻撃から身を防ぐだけでなく、様々な悪魔力を発揮する。
- 不滅の盾には大魔王ガルバーの呪いが掛けられており、盾を破った者はその魂をカプセルに封じられ永遠に葬られる。
用語
- アクマ族
- およそ2万年前、一部の人類は悪化していた地球環境から身を守るために地球内部の空洞の地底に移住して生活するようになった。これらの人々は人類とは異なる進化を遂げ、地底下の苛酷な環境に適応するために自らの身体を改造してサイボーグとなり、数々の特殊能力を身につけた[11]。地底生活に順応するための度重なる改造で人間とは似ても似つかない容姿に変貌した彼らは、その姿を見た地上の者からは悪魔と恐れられ、自らも「アクマ族」と名乗るようになる。
- 「強き者が生き、弱い者は死ぬ」という弱肉強食の考えのもと、古来より地上の人間をさらっては、強い者は奴隷に、弱い者は赤い血のワインの材料としてきた。やがて、ダウンワールドが住み難くなったため、地上への侵略を開始する。
- 機械的サイボーグが薬草を塗りつけることで傷が治ったり、人力で動かすコンピューターが登場するなど、科学と魔法が混合したような文化を持つ。
- ダウンワールド
- アクマ族が暮らす地底の国。地上と繋がる穴が北極に存在する。
- ジャンケル
- アクマイザー3を含むアクマ族の戦士が所有する細身のサーベル。アクマイザー3所有の物にはそれぞれに名前があり、デザインも異なる。
双生児アクマ回路 ()- メザロードが発明した、ダルニアとマジョルカの頭脳に組み込まれたアクマ回路。どちらかがアクマ族を裏切ると、もう一方の体が爆発する仕掛けになっている。
キャスト
声の出演
- ザビタン - 井上真樹夫
- イビル - 矢田耕司[注釈 13]
- ガブラ - 八奈見乗児[注釈 14]
- ダルニア - 吉田理保子
- メザロード - 辻村真人[19][注釈 15]
- バスカル - 神谷明[16][注釈 15]
- バゴダ - 大平透[20][注釈 15]
- ナレーター - 田中信夫
スーツアクター
- ザビタン - 高橋利道[21]、春田三三夫[22]、岡本美登(後半)[23][24]
- イビル[21] - 益田哲夫
- ガブラ - 竹下誠治[21]、吉田昌雄[21]
- ダルニア[25] - 日高ゆり
- 兵士アグマー - 喜多川務[26]、村上潤[27]
- 山岡淳二、高橋健二、井上誠吾 ほか(JAC)[19]
注釈
- ^ 第37話では「私」とも称している。
- ^ アクマ族ではエリートであり、ザビタンを倒して戻れば警備大隊長の地位が待っていた。
- ^ DVDのブックレットでは自分の姿にコンプレックスを抱いているとある。
- ^ アクマイザー3は全員、足裏にジェット噴射が付いておりガブラ時でも飛べるはずなのだが、第28話では飛行能力を失っていた。
- ^ 『S.I.C. HERO SAGA』においては「地球討伐隊アクマ族連隊長」。
- ^ ザビタンは第37話の決着時にこれらのアクマの名を挙げて怒りをぶつけている。
- ^ 劇中では「天使みたいな人」と称された。
- ^ 書籍によっては、名称をザビタンノバと記載している[17][5]。
- ^ 第13、14話では「ザビタンチェンジ」「チェンジザビタン」という魔法名だった。
- ^ 『全怪獣怪人 下巻』では、名称を「変わるんだらぁ」と記載している[17]。
- ^ イビルとガブラも共通の魔法力を使用するが、それぞれ語尾に「イビルッチョ」「ガブラッチョ」と付く。
- ^ 照明が欲しかったが、古風な性格からライトになれなかった。
- ^ 第1話、第2話のオープニングのクレジットでは八奈見乗児と表記。
- ^ 第1話、第2話のオープニングのクレジットでは矢田耕司と表記。
- ^ a b c ノンクレジット。
- ^ a b エンディングのテロップではこうろぎ'73と表記。
- ^ 放送リストにない回に出てくることがある。
- ^ エンディングのクレジットでは第3話・第4話の監督が田口勝彦、第5話・第6話の監督が奥中惇夫。
- ^ 書籍『’70年代特撮ヒーロー全集』では、名称をミイラーゴンと記載している[28]。
- ^ 書籍によっては、名称をゴルゴーンと記載している[15][28]。
- ^ 映像では最後に「!」がある。
出典
- ^ 竹書房/イオン 編『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日、128頁。ISBN 4-88475-874-9。C0076。
- ^ a b 「ヒーローファイル アクマイザー3」『甦る!石ノ森ヒーローファイル』Gakken〈Gakken Mook〉、2013年9月10日、58頁。ISBN 978-4-05-610166-9。
- ^ a b c 昭和石ノ森ヒーロー列伝 2013, pp. 40–45
- ^ 読売新聞1993年3月15日夕刊
- ^ a b 宇宙船SPECIAL 1998, p. 172
- ^ a b c 「東映ヒーロー偉人伝 第1回 鈴木武幸」『東映ヒーローMAX』Vol.1、辰巳出版、2002年、47頁、ISBN 978-4886417312。
- ^ 『東映スーパー戦隊大全 バトルフィーバーJ・デンジマン・サンバルカンの世界』(双葉社・2003年)228頁。
- ^ a b c d e 「「アクマイザー3」「超人ビビューン」プロデューサー 鈴木武幸」『東映ヒーローMAX』Vol.2、辰巳出版、2002年、90-91頁、ISBN 978-4886417602。
- ^ 大全 2003, pp. 84–85.
- ^ 大全 2003, p. 12.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 東映×石ノ森 2010, p. 76-79, 「アクマイザー3」
- ^ a b 『テレビマガジンヒーロー大全集』(講談社・1987年) p.196
- ^ 「「仮面ライダーSTAFF CAST SPONSORインタビュー CAST編」」『創刊15周年記念 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー怪人大全集』講談社、1986年10月10日、216頁。ISBN 4-06-178402-1。
- ^ 大全 2003, p. 95.
- ^ a b 全怪獣怪人 下 1990, p. 185.
- ^ a b 大全 2003, p. 77.
- ^ a b 全怪獣怪人 下 1990, p. 180
- ^ 大全 2003, p. 17.
- ^ a b 大全 2003, p. 202.
- ^ 大全 2003, p. 79.
- ^ a b c d 昭和石ノ森ヒーロー列伝 2013, p. 112, 各番組情報
- ^ 『宇宙船』Vol.18(朝日ソノラマ・1984年) p.5
- ^ 「INTERVIEW 岡本美登」『東映ヒーローMAX』 Vol.3、辰巳出版、2002年、56頁。ISBN 978-4886418296。
- ^ 仮面俳優列伝 2014, pp. 143–152, 「第4章 東映ヒーロー史に刻み込まれた匠の技と業 13 岡本美登(東映ヒーローMAX vol.29掲載)」
- ^ 大全 2003, pp. 4, 202.
- ^ 仮面俳優列伝 2014, pp. 153–162, 「第4章 東映ヒーロー史に刻み込まれた匠の技と業 14 喜多川務(2tom)」(東映ヒーローMAX vol.39掲載)
- ^ 「スーパー戦隊制作の裏舞台 村上潤」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀』《1995 超力戦隊オーレンジャー》講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2019年4月10日、33頁。ISBN 978-4-06-513710-9。
- ^ a b 宇宙船SPECIAL 1998, p. 213
- ^ 「テレビマガジン全作品リスト」講談社テレビマガジンヒーロー大全集 1987年 p234
- ^ 『北海道新聞』(縮刷版) 1976年(昭和51年)3月、テレビ欄。
- ^ 『秋田魁新報』1975年10月13日 - 1976年7月6日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『日刊スポーツ』1976年6月5日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1975年10月7日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1976年7月12日 - 9月16日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『北日本新聞』 1976年1月7日付朝刊16面
- ^ 『日刊スポーツ』1975年10月23日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『日刊スポーツ』1976年6月3日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『山陰中央新報』1975年12月テレビ欄。
- ^ 『宇宙船YEAR BOOK 1998』朝日ソノラマ〈宇宙船別冊〉、1998年4月10日、61頁。雑誌コード:01844-04。
- ^ 『装着変身マニアックス』p.40、徳間書店、2006年
参照話数
固有名詞の分類
- アクマイザー3のページへのリンク