アクマイザー3 アクマイザー3の技・戦力

アクマイザー3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/24 13:21 UTC 版)

アクマイザー3の技・戦力

ザビタンの武器・技

ザラード
ザビタン専用のジャンケル
ザビタンショック
ザラードを敵に投げ付けてぶつける必殺技。
ザビタンノヴァ[注釈 8]
両肩に装着する小型ミサイルポッド[11]。普段はベルト脇に装着されている。
ザビタンの持つ最大の武器で、アクマ族のアジトや戦車を破壊するほどの威力を持つ。
変わるんだら〜[注釈 9][注釈 10]
自身の姿を変える魔法力。元の姿に戻る際には戻るんだら〜を使用する[注釈 11]
人間に変身する際、当初は一平の姿を借りていたが、第17話から南雲 健二なぐも けんじというオリジナルの姿となる。それ以外にも他のアクマ族・人間の女性や子供に化けることも可能だが、南雲以外の人間の姿では耳にピアスが付く。
作るんだら〜
ある物質を材料にして、別の物質を生成する魔法力。食物や生物を生成することもできる。
消えるんだら〜
自身の体を透明化させる魔法力。
まねるんだら〜
人や物を自分に化けさせたり、相手に催眠術を掛ける魔法力。催眠術は主に一平がかけられる。
動くんだら〜
指を向けた物体を自在に動かす、念力のような魔法力。
落ちるんだら~
物体を消滅させ、乗っている相手を地面に落下させる魔法力。

イビルの武器・技

イラード
イビル専用のジャンケル。状況に応じてジャンケルとジョーガンの形態を自由に変化させることが可能。
ジョーガン
破壊光弾を連射できる2連装の電子銃[18]。イビル自身の射撃能力と相まって命中率も高い。
フライヤー
蝙蝠を模した小型飛行偵察メカ。普段はベルトのバックルになっている。
イビルフィニッシュ
空中で体にひねりを加え、着地と同時に敵をイラードで突き刺す必殺技。
回転撃ちかいてんうち
跳躍してから着地しざまに一回転しながらジョーガンを乱射する。
空中斬りくうちゅうぎり
ジャンプしてからイラードで相手を斬りつける。
背面撃ちはいめんうち
跳躍して一度背面を見せた後、ジョーガンで相手を射撃する。
変わるんだら〜イビルッチョ
無生物(主に道具)に変身する魔法力。変身した物には、イビルの目と側頭部の蝙蝠の翼状の飾りが付く。
劇中ではコップ・バケツ・提灯[注釈 12]・巨大扇風機・シーソー・杖・消火器に変身した。

ガブラの武器・技

ガラード
ガブラ専用のジャンケル。
デンブル
鎖鉄球としても使用できる、ガブラ愛用の棍棒(モーニングスター)。
ガブラアトミック・デンブルアトミック
鎖鉄球のデンブルを振り回し、敵をなぎ倒す必殺技。
アグマーの「かまいたち戦法」を破るために編み出した、かまいたち戦法破りという変則技もある(第17話)。
変わるんだら〜ガブラッチョ
ガブラッチョに変身する魔法力。
ガブラッチョの周りで踊るんだら〜・ダチョウの湖まねるんだら〜
ガブラッチョの姿で使用する魔法力。音楽に合わせて敵を踊らせる。
ダチョウの湖攻め
ガブラッチョの姿で使用する魔法力。音楽に合わせて踊るように敵を高速で攻撃する。
大きくな~れ
第36話で使用した魔法力。ガマーダの悪魔力で縮小された自身の体を元の大きさに戻した。

合体技

ジャンケルクロス
ザラード、イラード、ガラードの三本のジャンケルをクロスさせ、「唸れジャンケル! 我らアクマイザー3!!」と名乗りを上げる。これを行うことで、各々の力を3倍に上げることができる。
魔法陣アタック
最も多用された必殺技。「アームクロス!」の掛け声で、イビルとガブラが腕を組んで足場を形成。それを利用して、ザビタンが「ホップ! ステップ! ジャンプ!」を掛け声に三段跳びで敵に飛び込み、ザラードで攻撃する。当初は剣先を敵に突き刺していたが、後に柄(護拳)で殴りつける方法に変わる。
変則技も多くあり、ザラードを使わずに敵の首を股の間に挟み、回転して投げ飛ばすことも多い。
魔法陣ドリルアタック
魔法陣アタックの変則技の1つで、ザビタンがドリルのように回転しながら攻撃する。ゴルゴン戦で使用し、弱点である右手の蛇を攻撃して倒した。
魔法陣アタックドリルミサイル
魔法陣アタックの変則技の1つ。アクマ族 実力ナンバー1と言われるキリンダーにダメージを与えた。
魔法陣アタックドリームアタック
魔法陣アタックの変則技の1つ。ガマーダを倒した。
スリーキック
単一目標に向かって、3人のキックを叩き込む必殺技。一旦はメザロードを倒したが、メザロードの持つ再生能力により復活される。
X攻撃エックスこうげき
イビルとガブラがザビタンの前を交差しながらジャンプして、ザビタンがその交差点から、ザラードで相手を斬り付ける。
シーソー斬りシーソーぎり
イビルが変身したシーソーの端にザビタンが乗り、ガブラが反対側に飛び乗ることで空中に射出されたザビタンがザラードで相手に斬りかかる。
ニューライトアタック
メザロードを倒すために、平和党四人衆から伝授された魔法陣アタックの強化版。使用すると極限まで体力を消耗させる。
跳び上がったイビルとガブラが横並びになって腕を組んで足場を形成。それを利用して、ザビタンが敵に飛び込み、ザラードで敵を殴りつける。メザロードを岩に封じて行動不能にしたが、不滅の盾を持つゲベルには弾き返される。
アクマイザーアタック
最終話で、ダルニアの父から伝授され特訓の末に編み出した、捨て身の最終必殺技。3人がフォーメーションを組んで、△ → ○ → ▽の順に六芒星を描き、その後に中心に集まった3人が揃い、ジャンプして肩車を組みながら特攻を掛ける。使用すれば、その成就に関係なく、自らを死に至らしめる。不滅の盾を破り、ゲベルを倒したが代償として、アクマイザー3も爆死した。ノッペラーJr.以外の平和党四人衆もこの技を使用したが、▽を組み立てなかったがために不発に終わった。

メカニック

諸元
ザイダベック号
最高時速 999 km(空中・水中)[11]
ザイダベック号
元々はアクマ族が所持していた地上進出のための空中戦艦。普段は幽霊船の姿で、メザロードが地上侵略第1号作戦で人間をさらうのに使用していた。第1話で裏切ったガブラが奪取しアクマイザー3の主力移動メカとなる。
「幽霊船から、ザイダベック号にチェンジ!」の合図でずんぐりした怪魚のような形態に変わる。東京・南極間を数分で往復可能。タキオンエンジンが動力で内部にギャリバーを修理する格納庫[11]があり、一平宅以外でのアクマイザー3の住居となっている。何でも知っているコンピュータが設置されており、目的地を設定することで自動操縦でたどり着く[11]。煙幕装置・ゴールデンアームなどを装備。基本的にザビタンが操縦するがイビル・ダルニアも操縦可。
第37話でゲベルにより奪還されたが、直後に登場した「平和党四人衆」によって再びアクマイザー3の手に戻る。
テール部分が赤と白の縞模様、それ以外の部分は青地に白の星(星条旗と同じ)。
諸元
ギャリバー
全長 1.8 m
重量 330 kg(共通)[11]
ギャリバード
最高速度 時速333 km[11]
ギャリバー
ザイダベック号に格納された、潮汐エンジンを動力源とするアクマイザー3専用の3台のオートバイ[11]
主に偵察用に使用され、それぞれザビタンがギャリバーA、イビルがギャリバーB、ガブラがギャリバーCに乗車する。
ギャリバード
「トライキャッチ!」の掛け声によって、3台のギャリバーが合体した両サイドカー。中核をギャリバーA、左サイドをギャリバーB、右サイドをギャリバーCが構成する。
走行速度が強化された他、両翼下部の武装ギャリバーキャノン[11]による砲撃が可能となる。サイドに乗り込むイビルとガブラはうつぶせになって乗車する。

注釈

  1. ^ 第37話では「私」とも称している。
  2. ^ アクマ族ではエリートであり、ザビタンを倒して戻れば警備大隊長の地位が待っていた。
  3. ^ DVDのブックレットでは自分の姿にコンプレックスを抱いているとある。
  4. ^ アクマイザー3は全員、足裏にジェット噴射が付いておりガブラ時でも飛べるはずなのだが、第28話では飛行能力を失っていた。
  5. ^ 『S.I.C. HERO SAGA』においては「地球討伐隊アクマ族連隊長」。
  6. ^ ザビタンは第37話の決着時にこれらのアクマの名を挙げて怒りをぶつけている。
  7. ^ 劇中では「天使みたいな人」と称された。
  8. ^ 書籍によっては、名称をザビタンノバと記載している[17][5]
  9. ^ 第13、14話では「ザビタンチェンジ」「チェンジザビタン」という魔法名だった。
  10. ^ 『全怪獣怪人 下巻』では、名称を「変わるんだらぁ」と記載している[17]
  11. ^ イビルとガブラも共通の魔法力を使用するが、それぞれ語尾に「イビルッチョ」「ガブラッチョ」と付く。
  12. ^ 照明が欲しかったが、古風な性格からライトになれなかった。
  13. ^ 第1話、第2話のオープニングのクレジットでは八奈見乗児と表記。
  14. ^ 第1話、第2話のオープニングのクレジットでは矢田耕司と表記。
  15. ^ a b c ノンクレジット。
  16. ^ a b エンディングのテロップではこうろぎ'73と表記。
  17. ^ 放送リストにない回に出てくることがある。
  18. ^ エンディングのクレジットでは第3話・第4話の監督が田口勝彦、第5話・第6話の監督が奥中惇夫。
  19. ^ 書籍『’70年代特撮ヒーロー全集』では、名称をミイラーゴンと記載している[28]
  20. ^ 書籍によっては、名称をゴルゴーンと記載している[15][28]
  21. ^ 映像では最後に「!」がある。

出典

  1. ^ 竹書房/イオン 編『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日、128頁。ISBN 4-88475-874-9。C0076。 
  2. ^ a b 「ヒーローファイル アクマイザー3」『甦る!石ノ森ヒーローファイル』Gakken〈Gakken Mook〉、2013年9月10日、58頁。ISBN 978-4-05-610166-9 
  3. ^ a b c 昭和石ノ森ヒーロー列伝 2013, pp. 40–45
  4. ^ 読売新聞1993年3月15日夕刊
  5. ^ a b 宇宙船SPECIAL 1998, p. 172
  6. ^ a b c 「東映ヒーロー偉人伝 第1回 鈴木武幸」『東映ヒーローMAX』Vol.1、辰巳出版、2002年、47頁、ISBN 978-4886417312 
  7. ^ 『東映スーパー戦隊大全 バトルフィーバーJ・デンジマン・サンバルカンの世界』(双葉社・2003年)228頁。
  8. ^ a b c d e 「「アクマイザー3」「超人ビビューン」プロデューサー 鈴木武幸」『東映ヒーローMAX』Vol.2、辰巳出版、2002年、90-91頁、ISBN 978-4886417602 
  9. ^ 大全 2003, pp. 84–85.
  10. ^ 大全 2003, p. 12.
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 東映×石ノ森 2010, p. 76-79, 「アクマイザー3」
  12. ^ a b 『テレビマガジンヒーロー大全集』(講談社・1987年) p.196
  13. ^ 「「仮面ライダーSTAFF CAST SPONSORインタビュー CAST編」」『創刊15周年記念 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー怪人大全集』講談社、1986年10月10日、216頁。ISBN 4-06-178402-1 
  14. ^ 大全 2003, p. 95.
  15. ^ a b 全怪獣怪人 下 1990, p. 185.
  16. ^ a b 大全 2003, p. 77.
  17. ^ a b 全怪獣怪人 下 1990, p. 180
  18. ^ 大全 2003, p. 17.
  19. ^ a b 大全 2003, p. 202.
  20. ^ 大全 2003, p. 79.
  21. ^ a b c d 昭和石ノ森ヒーロー列伝 2013, p. 112, 各番組情報
  22. ^ 宇宙船』Vol.18(朝日ソノラマ・1984年) p.5
  23. ^ 「INTERVIEW 岡本美登」『東映ヒーローMAX』 Vol.3、辰巳出版、2002年、56頁。ISBN 978-4886418296 
  24. ^ 仮面俳優列伝 2014, pp. 143–152, 「第4章 東映ヒーロー史に刻み込まれた匠の技と業 13 岡本美登(東映ヒーローMAX vol.29掲載)」
  25. ^ 大全 2003, pp. 4, 202.
  26. ^ 仮面俳優列伝 2014, pp. 153–162, 「第4章 東映ヒーロー史に刻み込まれた匠の技と業 14 喜多川務(2tom)」(東映ヒーローMAX vol.39掲載)
  27. ^ 「スーパー戦隊制作の裏舞台 村上潤」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀』《1995 超力戦隊オーレンジャー講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2019年4月10日、33頁。ISBN 978-4-06-513710-9 
  28. ^ a b 宇宙船SPECIAL 1998, p. 213
  29. ^ 「テレビマガジン全作品リスト」講談社テレビマガジンヒーロー大全集 1987年 p234
  30. ^ 北海道新聞』(縮刷版) 1976年(昭和51年)3月、テレビ欄。
  31. ^ 秋田魁新報』1975年10月13日 - 1976年7月6日付朝刊、テレビ欄。
  32. ^ 日刊スポーツ』1976年6月5日付朝刊、テレビ欄。
  33. ^ 河北新報』1975年10月7日付朝刊、テレビ欄。
  34. ^ 福島民報』1976年7月12日 - 9月16日付朝刊、テレビ欄。
  35. ^ 北日本新聞』 1976年1月7日付朝刊16面
  36. ^ 『日刊スポーツ』1975年10月23日付朝刊、テレビ欄。
  37. ^ 『日刊スポーツ』1976年6月3日付朝刊、テレビ欄。
  38. ^ 山陰中央新報』1975年12月テレビ欄。
  39. ^ 『宇宙船YEAR BOOK 1998』朝日ソノラマ宇宙船別冊〉、1998年4月10日、61頁。雑誌コード:01844-04。 
  40. ^ 『装着変身マニアックス』p.40、徳間書店、2006年

参照話数

  1. ^ 12話
  2. ^ 第8話
  3. ^ 第23話
  4. ^ 第30話
  5. ^ 第33話
  6. ^ 第24話
  7. ^ 第32話
  8. ^ 第34話
  9. ^ 第10話






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