くさび くさびの概要

くさび

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 02:51 UTC 版)

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一端を厚く、もう一端に向かってだんだん薄くなるように作られている。隙間に打ち込むための形状である。その用途として、

  1. 隙間を広げて物を割る
  2. 物と物とが離れないように周囲から圧迫する

というまったく逆のような目的がある。 また、奄美大島などで使われているチヂンという太鼓には外周に多数のくさびを配してあり、くさびを叩くことで皮に結ばれた紐が引かれて締まり、皮を強く張り、音が高くなるようになっている。

修辞技法としては、割る意味で用いられることが多く、例えば、仲の良い両者の関係を悪くするような場合に「二人の間にくさびを打ち込む」などと使われる。しかし、くさびを打つことには接合を強固にするという目的もあり、この意味で用いられている場合は正反対のことになる。

歴史

くさびは9000年以上前から利用されており、その起源はわかっていない。古代エジプトの石切場では、建築用の岩の塊を割るために青銅のくさびが用いられた。濡れると膨張するのくさびも同様に用いられた。アメリカ州の先住民族の中には、のくさびで木を割り、カヌーや家などさまざまなものを作るのに用いる部族もいた。

くさび形

三角形の形状の表現として、くさび形・ウェッジシェイプとして用いられる。靴底の一種としてウェッジソール(ウェッジヒール)などがある。

関連項目




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