硬節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/17 09:27 UTC 版)
硬節(sclerotome)は、体節の最も内側(脊索側…つまり中軸側)から分化する。主に椎骨や肋骨などの中軸骨格へと発生する。 主に、脊索や神経管底板からSHH(ソニック・ヘッジホッグ:Sonic hedgehog)が体節からの硬節の分化を誘導している。 一般に硬節は、脱上皮化して体節の塊から遊走し、脊索や神経管を両側から挟むように包み込んで、椎骨を形成する。 各体節の硬節は、二次的に前部と後部に再分節する。細胞が遊走するとともに、ある硬節の前部は、そのひとつ前の硬節の後部と合一し、1つの椎骨を形成する。つまり、最初の体節の分節と、発生した背骨の分節とは、半ブロック分ずれていることになる。
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