ボーン・チャイナとは? わかりやすく解説

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ボーン‐チャイナ【bone china】

読み方:ぼーんちゃいな

骨灰磁土混ぜて焼成した半透明乳白色磁器古くから英国発達した骨灰磁器


ボーンチャイナ

優れた透過性をもつ磁器で、ガラスアクリルとは違ったソフトで温もりある光特徴です。
ボーンチャイナ


ボーンチャイナ

英語表記bone-china
読み方:ボーンチャイナ

骨灰磁土混ぜて焼いた磁器古くから英国作られ可塑性少ないため鋳込成形が多い。軟質磁器強度は劣るが透光性があるので置物製造などに使われる

ボーンチャイナ(ビーズ)

ボーンチャイナ素材骨灰磁器ビーズ

ボーンチャイナは、イギリス誕生した磁土に牛などの骨灰(=Bone)を混ぜて焼いた磁器(=China)のことで、骨灰主成分リン酸カルシウムによる独特の柔らかく澄んだ乳白色特徴

ボーンチャイナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/17 01:23 UTC 版)

ボーンチャイナのカップ

ボーンチャイナ(Bone china)は、磁器の種類のひとつで骨灰磁器とも称される。ボーンはを指し、チャイナはそれ以前のイギリスで中国磁器(porcelain)が多用されたことに因む。

定義

JIS S2401 ボーンチャイナ製食器」では「素地は少なくともリン酸三カルシウム灰長石およびガラス質からなり、かつリン酸三カルシウム(Ca3(PO4)2)の含有率が30%以上のもの」とされる。

説明

ボーンチャイナと呼ばれる乳白色のなめらかな焼き物は、18世紀ごろにロンドンで発明された。その当時のイギリスでは中国磁器で多用された白色粘土が入手困難であり、代用品として骨灰を陶土に混ぜて製作したため、ボーンの名を冠する。かつては他の骨よりもリン酸カルシウムを多く含む牛の骨灰のみが添加されていたが、近年では骨灰を使わずに直接骨リンを用いる方法もある。焼結前は灰色をしており、焼結することにより乳白色へと変化する。一度焼結したものでも粉砕することにより何度も作成し直す事が可能である。また、焼結後に出来たバリと呼ばれる不要な出っ張りなどはカット後、再度焼結し直すことによりなめらかになることも特徴の一つである。

一般磁器に比べ、素地が薄いにもかかわらず、チッピング強度(渕強度)が強いとされている。透光性があり、メーカーによっては、ボーンチャイナ製のランプを作っているところもある。骨灰を使用することにより、乳白色の温かみのある下地を備える。

また、ボーンチャイナは特殊な釉薬を使用するため、2次焼成を低温で行う。そのため、高温下において褪色する顔料を使用することができ、当時主流であった白磁器よりもより多くの色彩を演出することが可能であった。このため、手間をかけて作られたボーンチャイナには美しい絵や微細な模様が刷り込まれていることが多い。

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