スラリー爆薬

デジタル大辞泉

スラリー‐ばくやく【スラリー爆薬】

読み方：すらりーばくやく

《スラリーは「泥状の混合物」の意》含水爆薬の一。硝酸アンモニウムを主剤とするゲル状の爆薬。

航空軍事用語辞典++

【スラリー爆薬】(すらりーばくやく)

英名は　gelled slurry explosives　略してGSXと呼ばれる。
アルミニウムをベースに各種の薬剤を混合して作られた、水を含んだドロリとしたやわらかいゼリー状の爆薬である。
非常に安定した爆薬で、信管による起爆でなければ直接火をつけたりしてもなだらかに燃えるだけで扱いやすく、Daisy Cutterで知られるBLU-82や、最強の通常爆弾と言われるMOABにはこれが使われている。

砕石用語辞典

含水爆薬（スラリー爆薬､エマルジョン爆薬）

組成中に10～20%の水分を含むことを特徴とする爆薬。他に硝酸アンモニウム、鋭感剤､及び可燃物その他を含む｡

衝撃､摩擦､火気に対する安全性が高い。耐水性に優れている。

市販品としては、

スラリー　　：サンベックス、アイレマイト、エナーゲル
エマルジョン：カヤマイト、キタマイト､ハママイト

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スラリー爆薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/13 13:56 UTC 版)

「火薬」の記事における「スラリー爆薬」の解説

硝安と水の混合物を主体とする爆薬。含水爆薬、エマルジョン爆薬とも呼ばれる。いろいろなタイプがある。