バルブリフト特性
クランク角またはカムの回転角に対するバルブのリフト量を曲線で表したグラフ。高速エンジンほどバルブがリフトをしている期間が長く、また最大リフトも大きい。バルブリフト特性は、吸排気効率に大きく影響する。バルブリフトを大きくしようとするとバルブの加速度が大きくなり、スプリング力ではカムに追随できないことがある。さらに、バルブスプリングにサージングが発生すると正確なバルブリフト特性が得られなくなり、バルブのジャンプやバウンスが発生し、バルブが破損する場合もある。例えば直動式の場合、バルブリフト特性はカムプロフィールに対応するが、バルブの動きとは合致しない。これはカムとタペットの当たり部が必ずしもタペットの中心とは一致しないためである。
参照 バルブサージング、バルブタイミングダイヤグラム開弁特性
クランク角、あるいはカム角に対する吸気または排気バルブのリフト、速度、加速度の状態をいう。高速エンジンでは、バルブリフトおよびバルブが開いている作動角を大きく設定しているが、中低速エンジンではともに小さく設定している。開弁特性は慣性過給、慣性排気特性に大きく影響を与えるので、カムプロフィールはエンジンの使用目的に応じて使い分ける。
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