ツガ属とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ツガ属の意味・解説 

ツガ属

(tsuga から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/09/20 13:25 UTC 版)

ツガ属
ツガ
分類新エングラー体系
: 植物界 Plantae
: 裸子植物門 Gymnospermae
: マツ綱 Coniferopsida
: マツ目 Coniferae
: マツ科 Pinaceae
: ツガ属 Tsuga
学名
Tsuga Carrière
和名
ツガ属
英名
hemlock
  • 本文参照

ツガ属(ツガぞく、学名Tsuga)は、マツ科に分類されるの1つ。

目次

特徴

常緑性高木になる針葉樹。葉は状と言うよりは細いが平らで、表面中央には縦の溝がある。裏面では主軸の両側に気孔帯がある。葉は枝に対して螺旋状に付くが、実際にはやや両側二列に配置する。また、枝には突出部(葉枕)があって葉はその上に付く。葉の基部は短いがはっきりした葉柄となる。

雌雄同株で、毬果は小型で楕円形、枝先から下垂する。多数の種子鱗片が螺旋状に並び、包鱗片はその間に隠れる。種子は鱗片の隙間から放出され、鱗片が外れることはない。種子は小型で翼を持つ。

モミ属と似ているが、モミ属は毬果の種子鱗片が脱落する点で大きく異なる。また、葉枕もない。トウヒ属とは毬果が大きくなること、葉柄がないことなどで異なる。トガサワラ属やアブラスギ属は種子鱗片の間から包鱗片が伸び出す点で異なっている。

分類

ツガ属の植物は、ヒマラヤから東アジアにかけてと北米に分布する。日本には暖温帯に生えるツガ亜高山帯に生えるコメツガの2種が分布する。

下記にツガ属の主な種を示す[1]

また、カナダツガ、アメリカツガ、マウンテンヘムロックを総称して、しばしばベイツガ(米栂)と呼ばれる。

画像

ツガ属

コメツガ  
アメリカツガ  
ツガの若枝・裏面  

近縁属

脚注




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ツガ属」の関連用語

ツガ属のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ツガ属のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのツガ属 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS