変速過渡特性
自動変速をする過程で、出力軸トルクの変化やエンジン回転数の変化、油圧変化などがどのように行われるものかを表現したもの。変速前半の段階はトルク相という呼び名が付けられている。これは次段位のクラッチが締結しはじめてトルクを分担し、前段クラッチの分担トルクがゼロになる状態までをいう。まだ入力回転変化はなく、次段位のクラッチが半クラッチ状態でトルクを出し、前段位の入力回転に保つ。後半はイナーシャ相といい、次段位クラッチの締結が進み、前段クラッチは解放して相対回転を始め、入力回転は徐々に次段位回転に近づいていく。理想のトルク過渡特性があり、それに近づけるため油圧波形を調整する。
「shift transient characteristic」の例文・使い方・用例・文例
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