丸め
【英】rounding, round-off
丸めとは、数値を一定の規則に従って、近似値で表現することである。
丸めには、四捨五入や切り捨て、切り上げなど、いくつかの規則があるが、JIS規格(JIS Z 8401数値の丸め方)では、次に示す規則で丸める。例えば、数値を近い整数に丸める時、1.5や2.5のように候補が2つある場合は、(1)結果が偶数になるように丸める、(2)結果が大きくなるように丸める、の2通りの規則がある。1.5と2.5に対してこれらの規則を当てはめると、(1)の場合は、それぞれ2と2、(2)の場合は、それぞれ2と3になる。
JIS規格では、丸め誤差が最小になる(1)を推奨している。(2)は、いわゆる四捨五入のことで、0.5を加算した結果を切り捨てれば良いという単純なアルゴリズムであるため、コンピュータではこちらを採用していることが多い。
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