phosphorylaseとは? わかりやすく解説

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フォスフォリラーゼ【phosphorylase】

読み方:ふぉすふぉりらーぜ

ホスホリラーゼ


ホスホリラーゼ【phosphorylase】


ホスホリラーゼ

(phosphorylase から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/09 08:21 UTC 版)

ホスホリラーゼ
phosphorylase
識別子
EC番号 2.4.1.1
CAS登録番号 9035-74-9
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBe PDBj PDBsum

ホスホリラーゼ(Phosphorylase)とは一般に、ある化合物と無機リン酸とを基質としてその化合物をリン酸化(または加リン酸分解)する酵素である。

A-B + H3PO4 → AOH + H2PO3-B

これらの反応は、平衡点が中間点付近にあるため、可逆である。特に狭義に、グリコーゲンデンプンまたはマルトデキストリンなどのグルカンを分解しグルコース-1-リン酸を生成する(あるいは逆に重合反応を行う)酵素(グリコーゲンホスホリラーゼ等)をホスホリラーゼと呼ぶことも多い。

反応

一般的な名称としてのホスホリラーゼは、無機リン酸由来のリン酸を受容体に付加する酵素であって、加水分解酵素ホスファターゼ(EC 3.1.3群)やキナーゼ(ホスホトランスフェラーゼ、EC 2.7群)とは異なる。ホスファターゼはリン酸基の除去には供与体としてを使い、キナーゼはおもにATPを使う。

酵素名 酵素群 反応 備考
ホスホリラーゼ 転移酵素
(EC 2.4 および EC 2.7.7)
A-B + H-OP A-OP + H-B 転移基 = A = グリコシル基または
ヌクレオチジル基
ホスファターゼ 加水分解酵素
(EC 3)
P-B + H-OH P-OH + H-B
キナーゼ 転移酵素
(EC 2.7.1-2.7.4)
P-B + H-A P-A + H-B 転移基 = P
P = ホスホン酸基、OP = リン酸基、H-OP および P-OH = 無機リン酸

脚注

関連項目

外部リンク



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