グルコース-1-リン酸とは? わかりやすく解説

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グルコース1-リン酸


グルコース-1-リン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/06 21:23 UTC 版)

グルコース-1-リン酸(構造式は共役塩基)
識別情報
CAS登録番号 59-56-3
PubChem 65533
MeSH glucose-1-phosphate
特性
化学式 C6H13O9P
モル質量 260.14 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

グルコース-1-リン酸(グルコース-1-リンさん、glucose-1-phosphate、G1P)は、1位炭素上のヒドロキシ基がリン酸化されたグルコース誘導体である。コリエステル(cori ester)とも言う。

反応

異化作用

グリコーゲン分解では、グリコーゲンホスホリラーゼの作用によってグリコーゲン分子から直接切り出される。

細胞内で使用するために、ホスホグルコムターゼ英語版の作用によってG1Pはまずグルコース-6-リン酸に変換される。グリコーゲン分解の際にグルコースではなくG1Pが切り出されてくる理由の一つは、リン酸化されたグルコースは極性が大きくなり、細胞膜を通過できなくなるためである。

同化作用

グリコーゲン合成では、G1PはUDP-グルコースホスホリラーゼの作用により、ウリジン三リン酸(UTP)と反応してUDP-グルコースとなる。この物質はグリコーゲン合成反応に使われ、再びグリコーゲンに取り込まれる。

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