mobile Operating Systemとは? わかりやすく解説

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モバイル‐オペレーティングシステム【mobile operating system】

読み方:もばいるおぺれーてぃんぐしすてむ

モバイルOS


モバイルオペレーティングシステム

(mobile Operating System から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/23 21:41 UTC 版)

モバイルオペレーティングシステム: mobile operating system)とは、モバイル機器に搭載されるオペレーティングシステム(OS)の総称。モバイルOS(mobile OS)、携帯汎用オペレーティングシステム、モバイルプラットフォームともよばれる。


概要

アプリケーションソフトウェア(アプリ)はアプリストア経由などで自由にインストールすることができる。特に2024年以降、欧州連合(EU)のデジタル市場法(DMA)への対応として、AppleはEU域内でアプリ配布(代替アプリマーケットプレイス等)や決済手段などに関する仕組みを追加している。その結果、iOSのアプリ流通やブラウザ実装の自由度は、地域によって差が生じる状況となっている[1]

モバイルOSはデスクトップOSのようにグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)を備えており、また各種のシステム設定をある程度変更・カスタマイズできるユーティリティも組み込まれていることなどから、OSの存在を直接エンドユーザーに意識される機会が多い。だが分類上は"組み込みオペレーティングシステムの一種"とされることが多い。しかし、各モバイルOSのルーツについては、Symbian OSのように携帯機器向けに独自に開発されたもの、iOSのようにデスクトップOSから派生したもの、Androidのように組み込みLinuxから派生したものなどがあり、必ずしも組み込みOSから派生したものではない。

携帯端末向け

iOS(Apple)
AppleによるDarwinベースのモバイルOSであり、Mac OS Xから派生した。iPhoneiPadiPod touchに搭載される。かつてはiPadシリーズにも搭載されていたが、iPadOSに分化した。
HarmonyOS(Huawei)
HuaweiによるモバイルOS。当初はAndroidのコードを使用していたが、その後発表されたHarmonyOS Nextよりそれらのコードを削除し、HarmonyOSのネイティブアプリのみをサポートするようになった。中国市場ではHarmonyOSが一定のシェアを占めており、2025年の調査ではHarmonyOSが14%に達し、同国で第2位のOSとして位置づけている[3]
iPadOS(Apple)
iOSから派生したモバイルOS。iPad、iPad AiriPad miniiPad Proに搭載される。タブレット向けに最適化されている。
KaiOS(KaiOS Technologies Inc.)
Firefox OSの後継であるB2G OSからフォークされた、フィーチャーフォン向けのOS。省メモリ性能に優れており、HTML5ベースのアプリを専用ストアからダウンロードできる。2018年の報道では、インドにおいてKaiOSがiOSを上回り第2位になったとされている[4]
Ubuntu Touch
Ubuntuのモバイル版。Ubuntuの操作感をモバイル機器で実現するもの。ソースコードの管理は2015年にカノニカルからUBportsに移され、現在はUBportsが開発・保守を行っている。一部のAndroid端末にインストールすることも可能。

ウエアラブル端末向け

Wear OS(Google)
GoogleのAndroidをベースとしたスマートウォッチ向けOSで、複数のメーカーの製品に搭載されている。
List of Wear OS devices」(Wear OSを搭した機器の一覧。英語版)も参照可。
watchOS(Apple)
AppleのiOSから派生。Apple Watchに搭載。

その他

BREWクアルコム
同社が開発した携帯電話向けリアルタイムオペレーティングシステムのREX OSから拡張されたモバイルオペレーティングシステム。日本ではauブランドを展開するKDDI、および沖縄セルラー電話の2002年度以降に発売されたほとんどのau携帯電話(フィーチャーフォン)に搭載されていたが、AUのフィーチャーフォンは2022年3月31日をもってサービスを終了した。
Badaサムスン電子
スマートフォン向けOS。開発終了。
BlackBerry OSブラックベリー
BlackBerryに搭載される独自のモバイルオペレーティングシステム。開発終了。
Firefox OSMozilla Foundation
LinuxベースのオープンソースOS。アプリは、HTML5CSSJavaScriptなどで作成される。日本ではauブランドを展開するKDDI、および沖縄セルラー電話が2014年12月下旬以降より順次発売された韓国LGエレクトロニクス製のFx0 LGL25に初めて搭載された。Firefox OS自体は開発終了したが、当OSをフォークしたものがKaiOS(上述)として使われ続けている。
Symbian OSSymbian Foundation
携帯電話やスマートフォンに特化した設計をもつオペレーティングシステム。元はノキアが開発した。従来型携帯電話にも多く採用された。初期のスマートフォンで普及したが、iOS・Androidが主流化し衰退。
TizenLinux Foundation、Tizen Project等)
LinuxベースのオープンソースOS。様々な企業が開発に参加している。2013年に搭載端末が発売予定であったが、見送られ、2021年12月31日にはアプリもダウンロードできなくなり完全閉鎖。
HP webOSPalmヒューレット・パッカード→LGエレクトロニクス)
Palmが携帯情報端末向けに開発したが、Palmを買収したHPが事業継続を断念しオープンソース化した。LGがスマートテレビ向けのプラットフォームとして買収[5]
Windows Mobileマイクロソフト
Windows CEをベースにしたオペレーティングシステム。開発終了。
Windows Phone(マイクロソフト)
Windows Mobileの後継製品。スマートフォン向けに新たに開発された。Windows Phone 8より、Windows NTベースとなった。開発終了。
Windows 10 Mobile(マイクロソフト)
Windows Phoneの後継製品。デスクトップ版Windows 10プラットフォームを完全に統一した。開発終了。
Windows RT/RT 8.1(マイクロソフト)
Windows 8、およびWindows 8.1ARMアーキテクチャ版であり、タブレット向けのOS。開発終了。

アプリ開発

アプリケーションソフトウェア(アプリ)開発者向けには、統合開発環境などのプログラミングツール、各種ライブラリ、GUIフレームワークなどが用意されている。

出典

  1. ^ Apple announces changes to iOS, Safari, and the App Store in the European Union” (英語). Apple Newsroom. 2025年12月14日閲覧。
  2. ^ a b Gartner Says Five of Top 10 Worldwide Mobile Phone Vendors Increased Sales in Second Quarter of 2016” (英語). Gartner. 2025年12月14日閲覧。
  3. ^ Global Smartphone Sales Share by Operating System” (英語). counterpointresearch.com. 2025年12月14日閲覧。
  4. ^ Shrivastava, Aakriti (2018年5月7日). “JioPhone's KaiOS becomes India's 2nd most used beating Apple iOS” (英語). MEDIANAMA. 2025年12月14日閲覧。
  5. ^ “LG、HPからwebOSを買収してスマートTVのOSに PalmはHPがサポート継続”. ITmedia. (2013年2月26日). https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1302/26/news031.html 2013年3月12日閲覧。 

関連項目


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