ゴフィオ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 22:36 UTC 版)
ゴフィオ(Gofio)は、蒸し焼きにした穀物(通常は小麦か一部のトウモロコシを使う)または他のでんぷん質の植物(豆や歴史的にはシダの根)から作られたカナリア粉の一種であり、一部少量の塩が含まれているものもある。最も一般的なトウモロコシで作るゴフィオは「ゴフィオ・ミロ」と呼ばれる[1]。ゴフィオはしばらくの間カナリア料理を作る上では欠かせない材料であり、カナリアの移民はカリブ海(特にキューバ、ドミニカ共和国、プエルトリコ、ベネズエラ)と西サハラにその材料を使うことを広めた。練る、スープなどに溶かす、焼くなど様々な活用法がある[2]。また、増粘剤としても使うことができる[1]。ゴフィオはアルゼンチンやウルグアイ、チリでも見られ、そこでは「ハリナトスタダ」として知られており、様々なレシピで使用されている。保護原産地呼称であるためカナリア諸島以外の売店では見ることが出来ないが、ネット通販では買うことが出来る[1]。
- ^ a b c d e f g h “5 recetas con gofio de La Gomera, el ingrediente canario más tradicional”. El Español (2021年10月20日). 2021年11月16日閲覧。
- ^ “大西洋のハワイ、伝統食は残った 先住民の言葉消えても”. 朝日新聞デジタル (2021年1月10日). 2021年11月16日閲覧。
- ^ a b “CIRレポート8月号(スペイン) (PDF)”. 山口県. 2021年11月16日閲覧。
- ^ "Historia de la conquista de las siete islas de Canaria", Fr. J. de Abreu Galindo, Editorial Goya, Santa Cruz de Tenerife, 1977
- ^ El bosque de laurisilva en la economía guanche, María García Morales, Aula de Cultura de Tenerife, del Excmo. Cabildo Insular de Tenerife, 1989
- ^ “A propósito de un alimento tradicional panmazigio: el gofio o arkuku” (フランス語). Mondeberbere.com. 2018年9月23日閲覧。
- ^ “LA GASTRONOMIA DE LAS ROMERÍAS CANARIAS”. 2011年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月31日閲覧。
- ^ a b “CIRレポート1月号(スペイン) (PDF)”. 山口県. 2021年11月16日閲覧。
- 1 ゴフィオとは
- 2 ゴフィオの概要
- 3 他の場所での使用法
- ゴフィオのページへのリンク