GCC
正式名称:GNU Compiler Collection
GNU Projectが開発したC言語を含む多数の言語のコンパイラとコンパイラドライバの総称、またはそのコマンド名(コマンド名を指す場合、小文字で"gcc"と表記する)。
Richard Stallmanが1984年に創始したUNIX互換OS開発プロジェクト「GNU Project」における主要製品のひとつ。以前は、「GNU C Compiler」の略としてC/C++言語コンパイラのみを指していたが、サポートする言語が追加されたことにより現在の名前となった。ただし、現在でもC/C++言語コンパイラの意味で使われることが多い。
GCCがサポートしている言語はC、C++、Objective-C、Objective-C++、Java、Fortran、Ada。gccコマンドはコンパイラそのものではなく、コンパイラ、アセンブラ、リンカを自動的に連続して実行する「コンパイラドライバ」、または「バックエンド」である。各言語のコンパイラは「フロントエンド」と呼ばれ、それぞれg++(C/C++)、gobjc(Objective-C/C++)、gcj(Java)、g77(Fortran)、gnat(Ada)という別のコマンドとして用意されている。
出力バイナリ形式が豊富なこともGCCの特徴で、30数種類のハードウェアアーキテクチャをサポートしている。
関連見出し
RMS
Free Software Foundation
GNU Project
コンパイラ
glibc
関連URL
GCC home page(http://gcc.gnu.org)

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