生物時計
【英】:biological clock
別名:体内時計
circa-rhythm(概リズム)の中枢機構。単にclock(時計)ともいう。環境サイクルの長さに似た周期で自律的に振動し、種々の生理機能に作用して概リズムを発現させるはたらきをもつ。概日リズムを支配する生物時計(circadian clock 概日時計)の所在として、哺乳類のげっし類(ネズミの類)では視床下部のsuprachiasmatic nuclei (視交叉上核)が知られている。また、鳥類では、pineal body(松果体)が最も注目されているが、目や視交叉上核も概日リズムの支配に関わっているといわれ、所在を特定の組織に限定することはできない。昆虫のなかで、ゴキブリやコオロギでは、 複眼のすぐ奥に位置するoptic lobes(視葉)、また、ナツメガイ(軟体動物後鰓類)では目の奥にあるbasal retinal neurons(網膜基部ニューロン)に時計がある。体内に概日時計が複数あり、それらの間に主従関係が想定される場合もある。その場合、主の方をmaster clock(主時計)、従の方をslave clock(従時計)とよぶことがある。
別名:体内時計
circa-rhythm(概リズム)の中枢機構。単にclock(時計)ともいう。環境サイクルの長さに似た周期で自律的に振動し、種々の生理機能に作用して概リズムを発現させるはたらきをもつ。概日リズムを支配する生物時計(circadian clock 概日時計)の所在として、哺乳類のげっし類(ネズミの類)では視床下部のsuprachiasmatic nuclei (視交叉上核)が知られている。また、鳥類では、pineal body(松果体)が最も注目されているが、目や視交叉上核も概日リズムの支配に関わっているといわれ、所在を特定の組織に限定することはできない。昆虫のなかで、ゴキブリやコオロギでは、 複眼のすぐ奥に位置するoptic lobes(視葉)、また、ナツメガイ(軟体動物後鰓類)では目の奥にあるbasal retinal neurons(網膜基部ニューロン)に時計がある。体内に概日時計が複数あり、それらの間に主従関係が想定される場合もある。その場合、主の方をmaster clock(主時計)、従の方をslave clock(従時計)とよぶことがある。
生物時計と同じ種類の言葉
このページでは「時間生物学用語集」から生物時計を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から生物時計を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から生物時計を検索
Weblioに収録されているすべての辞書から生物時計を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から生物時計を検索
- 生物時計のページへのリンク