オーステナイト【austenite】
オーステナイト
または鋳鉄の顕微鏡組織のひとつで、炭素を固溶しているγ鉄、すなわちγ固溶体をいう。結晶構造は面心立方晶で、A1変態点(723℃)以上加熱したときに得られる。鋼を焼き入れするためにはA1変態点(723℃)以上加熱し、オーステナイト組織にすることが第ー条件である。オーステナイトを冷却する際、冷却速度の違いによってマルテンサイト、ペイナイト、パーライト組織に変態する。そうすることによりまたは鋳鉄に所要の機械的性質などの性質を付与させる。
参照 オーステナイト系ステンレス鋼、オーステナイト系耐熱鋼- austeniteのページへのリンク