アジャスタブルシートベルトアンカー
自動車用3点式シートベルトにおいて、アンカー(支点)部分の上下方向への高さ調整ができる方式のもの。アンカーは通常、車体のピラー部分に取り付けているため構造上、可変させることが可能。3点式シートベルトの肩ベルトでは、シート上の乗員が装着してベルトによるもっとも保護効果の高い位置は、鎖骨の真ん中付近にベルトウェビングがかかる状態である。しかし、乗員の体形によっては肩からベルトが外れて、衝突時に乗員の移動を抑制することができないことがある。これを防ぐ意味から、乗員の体形に合ったアンカーの位置を設定できるようにしたもの。可動範囲は上下方向に10cm前後のものが多い。車両の一部にはシートベルトの引出し量に応じてアンカー位置を可変したり、シートの設定位置に合わせてアンカー位置を可変させるオートマチック式もある。
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