断熱効率
送風機、圧縮機やタービンの効率の表し方のひとつ。流体機械で気体をある圧力から一定の圧力まで圧縮したり膨張させたりする場合、可逆断熱的に行われることを理想と考えて、等エントロピー的に圧縮に必要な仕事、または等エントロピーな膨張によってなされる仕事と実際の圧縮仕事、または膨張仕事との比で効率を表したもの。理想的な断熱変化は、等エントロピー変化ということより、等エントロピー効率ということもある。実際の仕事を送風機、圧縮機では分母に、タービンでは分子にとる。それらの値は0.8~0.9が一般的である。これに対して全温度が一定に保たれた状態での仕事と実際の仕事の比などを温効率と呼ぶ。
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