実際の仕事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 07:45 UTC 版)
家庭裁判所調査官になるためには、裁判所職員採用総合職試験(家庭裁判所調査官補、院卒・大卒区分)に合格し、家庭裁判所調査官補として採用される必要がある。その後、約2年間の研修を修了すると、家庭裁判所調査官に任命される。理念的には家庭裁判所調査官となる段階において、1以上の心理テストに関する技法、職務に関する領域における判事補相当の法的知識などを身につけることが求められる。 家庭裁判所調査官となった後は、主任家庭裁判所調査官の指導のもと、個別の事件を担当する。離婚事件における夫婦の現状の把握、少年保護事件における少年や家庭の問題の実地調査・把握などがその主な仕事である。 少年保護事件に関しては、一定の場合に命令なくして調査することが認められているが(少年法7条2項)、これは当事者の申立てや裁判官の命令によって権限行使することが通常である裁判所職員に対して認められる権限としては異例のものである。
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