アジスロマイシン
【概要】 マクロライド系抗生物質の一般名。発売はファイザー製薬で商品名はジスロマック。1錠は250mg。感染病巣の炎症細胞内に取りこまれ、組織中半減期が36時間と長いので、服用間隔が長くてよい。クラリスロマイシンなどに比べて薬物相互作用が少ないので使いやすい。
【効能】 多くの市中気道感染症の原因であるグラム陽性菌、嫌気性菌、マイコプラズマ、クラミジア、インフルエンザ菌に対し、1日1回3日間の使用で優れた臨床効果を発揮する。エイズでは非定型抗酸菌(MAC)やトキソプラズマ脳症、ミクロスポリジウム症に対しても有効である。アメリカではMACの一次予防には、1200mgを週に1回内服。
【副作用】 従来のマクロライド系抗菌薬と同等かあるいは少ない。悪心、下痢、ふらふら感、日光過敏症、膣カンジダ症の誘導などがある。
《参照》 抗生物質、 非定型抗酸菌症、 クリプトスポリジウム症、 トキソプラズマ
ジスロマック
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