Ye-151
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 17:36 UTC 版)
「Ye-150 (航空機)」の記事における「Ye-151」の解説
砲武装バージョンのYe-151は、Ye-150と並行して設計されたが、実機製造段階には進まなかった。兵器システムは2門のTKB-495またはマカロフTKB-539砲で構成されていたもので、2,000発/分の発射速度を持つ、傾斜台の回転リングに取り付けられた。マウントは±30°傾けることができ、取り付けリングは360°回転することができ、取り付けリングの中心線の周りの60°の円錐形の範囲を攻撃可能であった。リングターレットに対応するために、拡張空気取り入れ口は、実際に空気力学的および入口性能を向上させることを風洞試験で確認し、入口リップを形成する回転リングで長くした。拡張・延長された空気取り入れ口は、砲装備を無くしたうえで、後の全てのYe-150シリーズの航空機にも採用された。砲を取り付けた空気取り入れ口を備えたトンネルのさらなるテストは、砲が偏向したときに機首に加わる不安定な力を明らかにし、正確に指向することが不可能になり、さらなる発展を妨げた。研究は、Ye-151-2として、不安定な瞬間を減らすために、コックピットの後方に砲の設置を行ったが、ハードウェアは結果が得られなかった。
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