Yによる拘置所内での偽証要求
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 09:09 UTC 版)
「久留米看護師連続保険金殺人事件」の記事における「Yによる拘置所内での偽証要求」の解説
2002年(平成14年)末から2003年(平成15年)1月半ばにかけて、Yは配膳担当の受刑者(本事件とは無関係)を通じて勾留中の拘置所内の配膳の際に秘密裏に自分に有利となる偽証を求める手紙をBに送った。手紙の中でYは自分が保釈や無罪を勝ち取るために協力するようBに求め、具体的には、本事件の殺人・殺人未遂のいずれにもYは指示も実行も関与していないこと、「岡部」と名乗る男(架空の人物)らからCを通じてYが脅迫されておりYはCや「岡部」らに騙されて生命保険金を渡した可能性があることなどを弁護士への手紙や裁判で偽証するよう求めた。さらにYは無罪を勝ち取れば、雑誌社に売り込んで印税で大金を手にしBの家族の面倒を見るなどと書き送ったが、Bは「ここに来てまで馬鹿にするな!」「一番悪い人間(アンタ)が何故苦しまない」などと書き送って相手にしなかった。 Yは裁判でもこの件を問われたが、Bと交流を持ったらしい手紙の橋渡しをしてきた受刑者の方から接触があったと弁解した。これに対して判決文では「手紙の記載内容に照らしても、全くそぐわず、極めて不自然で、到底信用し難い弁解」と断じられた。
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