Wright–Fisher モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/05 08:54 UTC 版)
「遺伝的浮動」の記事における「Wright–Fisher モデル」の解説
ある遺伝子座には2つの対立遺伝子, A, aがあり、各々の頻度をp, qとする。N個体からなる二倍体生物の集団にを考えると、遺伝子のコピー総数は2Nであり、一個体がもつ2つの遺伝子の組み合わせは、ホモ接合の場合とヘテロ接合の場合が考えられる。シューアル・ライトとロナルド・フィッシャーが名づけたWright–Fisher モデルとは、世代が重複しない(例えば、一年生植物)、かつ、子世代に出現する遺伝子のコピーは親世代の遺伝子プールからの無作為抽出であると仮定したモデルである。 このモデルにおいて、子世代集団中で対立遺伝子Aがkコピー得られる確率を表す式は、 ( 2 N ) ! k ! ( 2 N − k ) ! p k q 2 N − k {\displaystyle {\frac {(2N)!}{k!(2N-k)!}}p^{k}q^{2N-k}} 二項係数を用いると、 ( 2 N k ) p k q 2 N − k {\displaystyle {2N \choose k}p^{k}q^{2N-k}}
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