バリオマチック
1960年代に、オランダの小型乗用車ダッフォモビル(通称ダフ)で実用化された、ゴムベルト式の無段変速機(CVT)である。ドライブ側プーリー径は、錘による遠心力とエンジンの負圧で制御し、ドリブン側はコイルスプリングでドライブ側の径に追従する構造である。エンジン回転が上がればドライブ側プーリー径は小さくなる。エンジン負圧が高くなれば(アクセル全開方向)同じくドライブ側プーリー径は小さくなり、最小変速比の方向となる。ゴムベルトの伝達トルク容量には強度面から限界があり、耐久性の点でも十分でなく、その後は金属ベルトを系列企業だったオランダのファンドルネ社が開発した。
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