Unixライク・LinuxベースシステムにおけるGNUコード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/29 07:45 UTC 版)
「GNU/Linux名称論争」の記事における「Unixライク・LinuxベースシステムにおけるGNUコード」の解説
Unixライク・Linuxベースオペレーティングシステムは、Linuxカーネル、GNUプロジェクトにより開発されたソフトウェア、および相当量のX Window Systemのような他者によるソフトウェアなど、多くのコンポーネントで構成されている。ほとんどすべてのLinuxベースのデスクトップおよびサーバシステムはGNU Cライブラリ (glibc)、GNU コアユーティリティ (coreutils)、およびbashといったGNUコンポーネントを使用している。代表的なLinuxディストリビューションであるRed Hat Linux 7.1を構成するパッケージのソースコードの分析において、GNUプロジェクトによるパッケージの合計サイズがLinuxカーネルのそれよりはるかに大きいことがわかった。「オペレーティングシステム」自体を構成するものとは何かを正確に定義づけることは継続的に議論されている問題である。 その一方で、いくつかの、携帯機器などで使用されている組み込みシステムでは、スペース効率を考慮して設計されており、GNUコンポーネントを伴わないLinuxカーネルが使用されている。μClinuxが動作するシステムでは、glibcの代わりにuClibcが、Coreutilsの代わりにBusyBoxが使用されているものもある。FSFを含むすべての人々はこれらのシステムを「GNU/Linux」と呼ぶことは適切ではないという意見で一致している。
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