UWB
UWB(超広帯域無線通信技術)は、3~30GHzの周波数帯であるマイクロ波帯に位置する「3.1~10.6GHzの7.5GHz幅」という、広い周波数帯域を使用し、半径20m以下の短い距離で、50~480Mbps(使用条件によっては1Gbps以上)を実現する高速な短距離通信方式のこと。
このUWBの電波(周波数)は、他の無線通信システムに影響を与えないように電波の出力が非常に低く制限されているため、電波の届く距離は短く、最大でも10m程度。しかし、伝送速度は半径3mの範囲で最大480Mbps、半径10mの範囲で最大110Mbpsの高速を実現できる仕様となっている。このUWBは、米国の情報通信・放送分野の政策を管轄しているFCC(Federal Communications Commission、米国連邦通信委員会)が、2002年2月に免許不要で利用できることを認可したことが契機となって、普及しようとしている。2005年5月には、このUWBを採用したソリューション(アプリケーション)の1つとしてワイヤレスUSB 1.0仕様が完成している。
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