U286 (潜水艦)とは? わかりやすく解説

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U286 (潜水艦)

(U286 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/21 02:53 UTC 版)

U-286
基本情報
建造所 ブレーマー・フルカン造船所、ブレーメン・ヴェゲザック
運用者  ドイツ国防軍海軍
艦種 潜水艦
級名 UボートVIIC型
艦歴
発注 1941年6月10日
起工 1942年8月3日
進水 1943年4月21日
就役 1943年6月5日
最期 1945年4月29日に沈没[1]
要目
基準排水量 769t
水中排水量 871t
全長 67.1m(耐圧殻50.5m)
最大幅 6.2m(耐圧殻4.7m)
吃水 4.74m
高さ 9.6m
主機 ディーゼルエンジン2基
電源 電動モーター
電力 750PS
出力 2800 - 3200PS
推進 2軸
速力 水上17.7ノット、水中7.6ノット
航続距離 8500海里(水上10ノット)、80海里(潜航4ノット)
潜航深度 230m、圧壊深度250 - 295m
乗員 将校4名、士官40~56名
兵装 533mm魚雷発射管(前方4門、後方1門)、魚雷14またはTMA機雷26
8.8 cm SK C/35 艦載砲 1門
2cmC/30対空火器2機
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U-286第二次世界大戦中のナチス・ドイツ海軍VIIC型Uボートである。

U-286は1942年8月3日にブレーメン・ヴェゲザックのブレーマー・フルカン造船所で建造番号51として起工された。1943年4月21日に進水し、6月5日にヴィリー・ディートリッヒ中尉の指揮下で就役した[1]

1945年4月29日、U-286はムルマンスク沖でイギリス軍艦によって沈没した。

艦歴

1943年6月から1944年7月までU-286は訓練のため第8潜水隊群に所属し、8月1日から第11潜水隊群で作戦行動を開始した。その後の11月5日に第13潜水隊群に再配備され、1945年3月1日に第11潜水隊群へ戻った[1]。4回の哨戒を行い、1,150トンの軍艦1隻を撃沈した。

1944年6月10日、U-286は第1哨戒の前にキールからノルウェーのフレッケフィヨール(クリスチャンサンの西)まで短い航海を行った[2]

第1、第2、第3哨戒

1944年7月5日、U-285はフレッケフィヨールを出港して初めて本格的な哨戒を開始した。18日、U-286はノルウェー空軍第333飛行隊に所属するデ・ハビランド・モスキート機から攻撃を受けた。1名が死亡し、7名が負傷した。U-286は損傷を受けたが、同日クリスチャンサンにドック入りした。

U-286は第2哨戒の前にクリスチャンサン、ベルゲン、ホルテン海軍基地間での短い航海を連続で行い、最終的にトロンハイムに到着した。この哨戒ではノルウェー海とムルマンスクへ3回向かったが、戦果を逃し続けた。1945年1月7日、U-268はハーシュタ(ナルヴィクの北西)に到着した[3]

U-286の3回目の出撃は比較的何事もなく、ハーシュタで始まり同地で終わった。

第4哨戒と沈没

1945年4月29日、U-286はムルマンスクから7海里(13km、8.1マイル)離れたコラ湾でイギリスのフリゲートのグッダール英語版を撃沈した。グッダールは第二次世界大戦のヨーロッパ戦役において最後に沈没したイギリス海軍の船であった。しかしその成功は短かった。同日の夜、ムルマンスク北方のバレンツ海の北緯69度29分 東経33度37分 / 北緯69.483度 東経33.617度 / 69.483; 33.617座標: 北緯69度29分 東経33度37分 / 北緯69.483度 東経33.617度 / 69.483; 33.617[4]でイギリスのフリゲートのロック・インシュ英語版アンギラ英語版コットン英語版からの砲撃を受け沈没し、乗組員51名全員が死亡した。

ソ連及びロシアの資料によるとU-286は1945年4月23日にノヴィク級駆逐艦「カール・リープクネヒト」からの爆雷により沈没したと述べられている[5]

ウルフパック

U-286は3つのウルフパックに参加した。

  • シュティアー (1944年11月28日~1945年1月3日)
  • ラスムス (1945年2月6日~13日)
  • ファウスト (1945年4月16日~29日)

戦果一覧

日付 船名 国籍 総トン数[Note 1] Fate[6]
1945年4月29日 グッダール  イギリス海軍 1,150 沈没

脚注

注釈

  1. ^ 商船は総登録トン、軍艦は排水量で記載

出典

  1. ^ a b c Helgason, Guðmundur. “The Type VIIC boat U-286”. German U-boats of WWII - uboat.net. 2012年8月7日閲覧。
  2. ^ The Times Atlas of the World - Third edition, revised 1995, ISBN 0 7230 0809 4, p. 12
  3. ^ The Times Atlas, p. 12
  4. ^ Helgason, Guðmundur. “HMS Anguilla (K 500)”. German U-boats of WWII - uboat.net. 2014年12月26日閲覧。
  5. ^ Чернышев А. А., Волков А. Е. (2007) (ロシア語). "Новики". Лучшие эсминцы Российского Императорского флота. М. Коллекция, Яуза, ЭКСМО Арсенал коллекция. p. 198. ISBN 978-5-699-23164-5 
  6. ^ Helgason, Guðmundur. “Ships hit by U-286”. German U-boats of WWII - uboat.net. 2014年12月26日閲覧。

参考文献

外部リンク

  • Helgason, Guðmundur. “The Type VIIC boat U-286”. German U-boats of WWII - uboat.net. 2014年12月26日閲覧。
  • Hofmann, Markus. “U 286” (ドイツ語). Deutsche U-Boote 1935-1945 - u-boot-archiv.de. 2014年12月26日閲覧。



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