Turion X2とは? わかりやすく解説

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Turion X2 Ultra

(Turion X2 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/13 00:53 UTC 版)

Turion X2 Ultra
生産時期 2008年6月から
販売者 AMD
設計者 AMD
生産者 AMD
GF
プロセスルール 65nm
アーキテクチャ x86
マイクロアーキテクチャ K8
命令セット AMD64
コア数 1から2
(スレッド数:1から2)
コードネーム Sable
Lion
前世代プロセッサ Turion 64 X2
次世代プロセッサ Turion II
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Turion X2 Ultra(テュリオン エックスツー ウルトラ)は、アドバンスト・マイクロ・デバイセズが2008年6月4日に発表した[1]x86_64互換のマイクロプロセッサである。

なお、本項では便宜上、同カテゴリのモバイル向けプロセッサであるTurion X2Athlon X2Sempronについても記述する。

概要

Turion 64 X2の後継製品で、AMD-K8 アーキテクチャを元にモバイル向けに改良されたものである。2008 年 6 月 4 日、COMPUTEX TAIPEI にて、AMD M780G を核とする同社の新プラットフォーム Puma とともに発表された[1][2]

製造プロセスは 65 nm SOIデュアルコアで、各コアごとに 1MB の L2キャッシュを備える (Athlon X2は 各コア512KB)。負荷に応じて、各コアごとに独立して動作クロックを設定する Independent Dynamic Core Technology 機能、拡張 AMD PowerNow!、AMD Dynamic Power Management、AMD CoolCore、AMD Virtualization、Multi-Point Thermal Control をサポート。外部接続は HyperTransport3.0、メモリは DDR2 (DDR2-800/677/533) に対応する。

後継製品はTurion IIである。

モバイル向けラインナップ

K8 世代

Griffin

AMD のモバイル向けプラットフォーム Puma に対応した CPU である。CPU の開発名は、2コアが Lion、1コアが Sable で、両方あわせて Griffin と呼ばれている。

Lion
ブランド 型番 CPU TDP
(W)
対応メモリ HT
(MHz)
コア数
(スレッド数)
クロック
(GHz)
L2キャッシュ
(MB)
Turion X2 Ultra ZM-88 2 (2) 2.5 2 35 DDR2-800 1800
ZM-87 2.4 2200
ZM-86 1800
ZM-85 2.3 2200
ZM-84 1800
ZM-82 2.2
ZM-80 2.1 32
Turion X2 RM-77 2.3 1 35 2000
RM-76 1800
RM-75 2.2 2000
RM-74 1800
RM-72 2.1
RM-70 2.0 31
Athlon X2 QL-67 2.2 35 DDR2-667 2000
QL-66 1800
QL-65 2.1 2000
QL-64 1800
QL-62 2.0
QL-60 1.9
Sable
ブランド 型番 CPU TDP
(W)
対応メモリ HT
(MHz)
コア数
(スレッド数)
クロック
(GHz)
L2キャッシュ
(MB)
Sempron SI-42 1 (1) 2.1 0.5 25 DDR2-667 1800
SI-40 2.0

脚注

関連項目

外部リンク




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