スラッシング
スラッシングとは、仮想記憶システムにおいて、ページの置き換えが頻繁に発生し、コンピュータシステムの性能が低下してしまうことである。
主記憶装置の容量が少ないにも関わらず、アプリケーションソフトが極端に巨大なメモリ領域を確保して作業をはじめてしまうと、仮想メモリと物理メモリが、スワップインとスワップアウトを繰り返し、スラッシングが発生しやすくなる。また、これにより、もともと実行したかったプログラムの処理が滞ることになる。そのため、一般的には、大量のメモリを使用しているアプリケーションを終了させたり、あるいは物理メモリの容量を増設することで、スラッシングを防ぐ方法が取られる。
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