TSL-F船型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 15:07 UTC 版)
「テクノスーパーライナー」の記事における「TSL-F船型」の解説
揚力式複合支持船型と呼ばれる、全没型水中翼船である。かつて米海軍で研究されたモデルで、没水体の浮力と、水中翼の浮力によって船体を浮き上がらせる。実験船「疾風」で、各種の実験を行ったが、構造上、挙動が不安定なため失敗に終わった。実験船「疾風」の設計・建造は川崎重工業(現・川崎重工業船舶海洋ディビジョン)、石川島播磨重工業(旧 IHIMU、現・ジャパン マリンユナイテッド)、住友重機械工業(旧 IHIMU、現・ジャパン マリンユナイテッド)、NKK(現・JFEエンジニアリング)、日立造船(現・ジャパン マリンユナイテッド)の共同による。「疾風」は実験終了後神戸海洋博物館で展示されていたが、2016年11月に解体撤去された。
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