Tempur-Pedic Internationa(NYSE:TPX)
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業界: | 家具 |
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ポリメチルペンテン
(TPX から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/01 15:29 UTC 版)
ポリ(4-メチル-1-ペンテン) | |
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![]() |
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Poly[1-(2-methylpropyl)ethylene] |
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別称
Poly(4-methyl-1-pentene); PMP
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 25068-26-2 ![]() |
ChemSpider | 無し ![]() |
特性 | |
化学式 | (C6H12)n |
密度 | 0.833 g/mL |
融点 | 240 °C, 513 K, 464 °F |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ポリメチルペンテン(polymethylpentene, PMP)は、ポリオレフィン樹脂の一種に当たる 熱可塑性樹脂に属する合成樹脂。CAS番号は25068-26-2。
TPXとも呼ばれるが、独占メーカーである三井化学の登録商標である。
製法
プロピレンをアルカリ金属触媒で反応させ、得られたメチルペンテンをチーグラー・ナッタ触媒を使用して重合する。
- CH2=CH−CH3 + CH2=CH−CH3 → CH2=CH−CH2−CH−2(CH3) …4-メチルペンテン-1
- n CH2=CH−CH2−CH−2(CH3) → [−CH2−C(−CH2−CH−2(CH3))H−]n
特徴
- 透明。
- 密度0.83は熱可塑性樹脂としては最小。
- クリープ特性が良好で、HDPEやPPよりも優れている。
- 耐熱性は高く、融点230~240℃、ビカット軟化点160~170℃。
- 耐薬品性に優れる。
- 表面張力はフッ素樹脂に次ぎ小さい。
- 電気絶縁性に優れ、誘電率は合成樹脂中最小。
歴史
インペリアル・ケミカル・インダストリーズ(ICI)が発明し製造販売を開始したが、現在では三井化学が事業譲渡を受け、同社のみが製造販売を行っている。
用途
医療用機器や理化学機器で広く使用されている。注射器、ビーカー、シャーレ、メスシリンダーなどはガラス素材からの転化が進んでいる。同様に食品や化粧品容器にも利用される。
フィルムは包装用の他に、離型ライナーとして工業分野で利用されるほか、光学用途に向けた研究も行われている。リケンファブロの食品用ラップフィルム「フォーラップ」の材料である。
参考文献
- 大井秀三郎・広田愃 著『プラスチック活用ノート』 伊保内賢編、工業調査会、1998年。ISBN 4-7693-4123-7
関連項目
- TPXのページへのリンク