TPXとは? わかりやすく解説

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Tempur-Pedic Internationa(NYSE:TPX)

住所: 1713 Jaggie Fox WayLexington, KY 40511United States
電話: 1- (800) 878-8889
FAX: 1- (859) 514-4422
ウェブサイト: http://www.tempurpedic.com/tempurcmsvb/
業種: 耐久消費財
業界: 家具

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ポリメチルペンテン

(TPX から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/01 15:29 UTC 版)

ポリ(4-メチル-1-ペンテン)
識別情報
CAS登録番号 25068-26-2 
ChemSpider 無し 
特性
化学式 (C6H12)n
密度 0.833 g/mL
融点

240 °C, 513 K, 464 °F

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ポリメチルペンテン(polymethylpentene, PMP)は、ポリオレフィン樹脂の一種に当たる 熱可塑性樹脂に属する合成樹脂CAS番号は25068-26-2。

TPXとも呼ばれるが、独占メーカーである三井化学登録商標である。

製法

プロピレンアルカリ金属触媒で反応させ、得られたメチルペンテンをチーグラー・ナッタ触媒を使用して重合する。

CH2=CH−CH3 + CH2=CH−CH3   →  CH2=CH−CH2−CH−2(CH3) …4-メチルペンテン-1
n CH2=CH−CH2−CH−2(CH3)   →  [−CH2−C(−CH2−CH−2(CH3))H−]n

特徴

  • 透明。
  • 密度0.83は熱可塑性樹脂としては最小。
  • クリープ特性が良好で、HDPEPPよりも優れている。
  • 耐熱性は高く、融点230~240℃、ビカット軟化点160~170℃。
  • 耐薬品性に優れる。
  • 表面張力フッ素樹脂に次ぎ小さい。
  • 電気絶縁性に優れ、誘電率は合成樹脂中最小。

歴史

インペリアル・ケミカル・インダストリーズ(ICI)が発明し製造販売を開始したが、現在では三井化学が事業譲渡を受け、同社のみが製造販売を行っている。

用途

医療用機器や理化学機器で広く使用されている。注射器ビーカーシャーレメスシリンダーなどはガラス素材からの転化が進んでいる。同様に食品化粧品容器にも利用される。

フィルムは包装用の他に、離型ライナーとして工業分野で利用されるほか、光学用途に向けた研究も行われている。リケンファブロ食品用ラップフィルム「フォーラップ」の材料である。

参考文献

  • 大井秀三郎・広田愃 著『プラスチック活用ノート』 伊保内賢編、工業調査会、1998年。ISBN 4-7693-4123-7

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