TOB:フランスの共同訳聖書とは? わかりやすく解説

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TOB:フランスの共同訳聖書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/24 07:43 UTC 版)

共同訳聖書」の記事における「TOB:フランスの共同訳聖書」の解説

フランス共同訳聖書TOB: Traduction œcuménique de la Bible)は1975-1976年に出版されカトリックとプロテスタントによる共同事業による聖書翻訳である。この翻訳事業エルサレム聖書フランス聖書考古学研究所参照)の改訂決めていたドミニコ会神父たちと共同作業申し出たプロテスタント専門家たちが集まり第2バチカン公会議先立って作業開始されている。そのためにその後各国行われた共同事業の手ともなった正教会参加したが、彼らの中でフランス語聖書注釈者が少なかったこと、底本にしたのが七十人訳ギリシャ語テキストではなくてヘブライ語テキストであったこと、新約聖書に関するいくつかの訳文選択注釈相違があったことから影響力弱かったとされている。 TOBはÉditions du Cerf社と聖書協会から出版されているが、この聖書備えられた注や異文考証資料翻訳水準聖書注釈家達に大変有用なのである2004年にはモーセ五書翻訳解説見直され最新歴史学考証によって改訂されている。 参照項目フランス語訳聖書

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