ストラトフォー
英語:Stratfor、Strategic Forecasting, Inc.
米国の民間のシンクタンク。国際的な政治・経済問題、軍事、安全保障などに関わる分析を主に行っている。
国際情勢に関してもプレスリリースを発している。例えば、中国が同国初となる空母(航空母艦)「ワリヤーグ」を購入した時や、北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国の金正日総書記が死去した際などにも、同社の分析・見解を発表している。
2011年12月25日に、ストラトフォーのウェブサイトがハッカー集団「アノニマス」の攻撃を受けたと米国各誌で報じられた。
関連サイト:
Stratfor Hacked; Anonymous Claims Responsibility - Forbes(英語)
ストラトフォー
(Stratfor から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/01 04:19 UTC 版)
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種類 | 有限会社 |
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本社所在地 | ![]() テキサス州 オースティン |
設立 | 1996年 |
業種 | シンクタンク |
事業内容 | シンクタンク、出版 |
代表者 | ジョージ・フリードマン |
外部リンク | www |
ストラトフォー(英:Stratfor)は、アメリカ合衆国の民間シンクタンクかつ出版社。 正式名は「ストラテジック・フォーカスティング有限会社」(Strategic Forecasting, Inc.)。インターネット・サイトで情報配信を行う。 1996年にテキサス州オースティンにてジョージ・フリードマン(現会長)によって設立された。
概要

同社は、1996年から日刊で情報配信を行ってきた。 1999年には、NATO軍によるコソボ空爆の記事を通じて大いに注目された。 これは、『タイム』誌、『Texas Monthly』誌や他の出版物に掲載された[1]。 当初は一般の閲覧が無料であったが、1999年末から、記事のほとんどは会員にのみ提供されるようになった。 2001年9月のアメリカ同時多発テロ事件では「臨時ニュース」欄を設けて一般に提供し、アルカイダとブッシュ政権の戦争を予言した。
様々な分野のテーマについての分析をまとめて書籍として出版している。テーマには個人のセキュリティ、未来予測、宗教思想、戦況等が含まれる。
2014年6月、月刊『Compass』という国際的なビジネスエグゼクティブ向け登録制の出版物を創刊した [2]。
事件
2012年~2013年 ウィキリークス上にメール開示
脚注
- ^ Sam C. Gwynne (1999年1月25日). “Spies Like Us”. TIME. 2016年1月28日閲覧。
- ^ “Stratfor Launches Compass, New Monthly Research Product Designed for Global Business Executives”. Yahoo! Finance. (2014年6月2日) 2015年7月15日閲覧。
- ^ Laing, Jonathan R. (2001年10月15日). “The Shadow CIA”. Barron's magazine. 2015年7月10日閲覧。
参考文献
- ジョージ・フリードマン 著、櫻井祐子 訳『100年予測:世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図』早川書房、2009年。のちハヤカワ・ノンフィクション文庫、2014年。
- 櫻井祐子 訳『激動予測: 「影のCIA」が明かす近未来パワーバランス』早川書房、2011年。
のち改題『続・100年予測』ハヤカワ・ノンフィクション文庫、2014年。 - Kamran Bokhari; Farid Senzai (2013). Political Islam in the Age of Democratization. Palgrave Macmillan
- ジョージ・フリードマン 著、夏目大 訳『新・100年予測:ヨーロッパ炎上』早川書房、2015年。のち早川・ノンフィクション文庫、2017年。
外部リンク
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