シューベルト:ピアノ・ソナタ 第6番 ホ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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シューベルト:ピアノ・ソナタ 第6番 ホ短調 | Sonate für Klavier Nr.6 e-Moll D 566 | 作曲年: 1817年 出版年: 1888(1楽章)年 初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel |
作品解説
ピアノ・ソナタ多作の年、1817年6月の作品である。全3楽章であるが、モデラート、アレグレット、スケルツォに続く第4楽章の存在が示唆される。この作品の場合には、ほぼ同時期に生まれたロンドD 506が終楽章の位置に収まるものと考えられている。調性がホ短調とホ長調で結びつく上、このロンドの筆写譜に「フランツ・シューベルトのソナタ」と記されているのが根拠となっている。
第6番は初期作品とはいえ、シューベルトが作曲家として独立しようと決意した時期であり、すでに習作の域を超えているといえよう。ロマン的な雰囲気をもち、特に第2楽章のやわらかい響きが魅力的な作品である。
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