Signet ring cell carcinomaとは? わかりやすく解説

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印環細胞がん

【仮名】いんかんさいぼうがん
原文】signet ring cell carcinoma

消化器官内側を覆う腺細胞一般的に見つかる悪性度の高いタイプのがん。細胞は、顕微鏡調べると、印環類似している。

印環細胞癌

(Signet ring cell carcinoma から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 14:57 UTC 版)

印環細胞癌
乳腺由来転移印環細胞癌HE染色
概要
診療科 腫瘍学
分類および外部参照情報
ICD-O M8490/3
MeSH D018279

印環細胞癌(いんかんさいぼうがん、signet ring cell carcinoma)は上皮悪性腫瘍癌腫)の一種であり、印環細胞の組織学的形態をとるものをいう。また、稀に腸に出来ることもある

腺癌組織型のひとつであり[1]の腺上皮に最も高頻度に認められるが、体の他の場所からも生じることがある[2]。一部の(全てではない)症例については遺伝性であり、しばしばCDH1遺伝子の変異を来している[3]

転移

胃の印環細胞癌は転移の仕方が腸型胃癌と異なっている。胃の印環細胞癌転移症例においては、腹膜播種の癌性リンパ管症、クルーケンベルク腫瘍(英語版)などの形で進行する傾向にある[4]

組織学的形態

粘液を貯留した巨大な小胞細胞核を辺縁に圧排しているため、癌細胞が印環(印台リング)のように見えることから「印環細胞癌」という。

胃では、低分化型腺癌と印環細胞癌が混在することがしばしばあり、組織学的に por/sig と表記される。肉眼的には、linitis plastica やスキルス胃癌と呼ばれる形態がしばしばみられる。

ギャラリー

脚注

関連項目



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