SYCLとは? わかりやすく解説

SYCL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:05 UTC 版)

ヘテロジニアス・コンピューティング」の記事における「SYCL」の解説

Khronos Group管理策定しているヘテロジニアス・コンピューティング向けの抽象化レイヤーOpenCLだけでなく、他のバックエンドにも対応するIntelのCPU/GPU/FPGA開発環境であるoneAPI(英語版)の中心にもなっている。ISO C++との互換性考慮されている。

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SYCL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 15:23 UTC 版)

OpenCL」の記事における「SYCL」の解説

SYCLはKhronos Group策定している、標準C++使って単一ソース」でヘテロジニアスプロセッサ向けのコード記述することを可能にする抽象化レイヤーである。従来OpenCL C/C++により記述したカーネル(デバイスコード)のコンパイルロードを、OpenCL API使って実行するための処理をホストコード側に逐一記述する必要があったが、SYCLを利用することで、単一言語使って同一ソース内に記述できるようになるコンセプトとしては、CUDA C++C++ AMP似ている。SYCLの拡張としてIntelData Parallel C++ (DPC++) も存在する。 SYCL 2020より前はOpenCL仕様の上構築されており、GPUバックエンドOpenCLのみを前提としていた。SYCL 2020以降OpenCL介さないバックエンド考慮されるようになった。 SYCLの実装には以下が存在する: Intel oneAPI DPC++ Compiler オープンソースLLVM派生であり上流マージ予定となっている。 バックエンドCPUおよびOpenCL+SPIR-V。またCodeplayによりCUDA+PTXバックエンド追加された。 hipSYCL オープンソースバックエンドにはOpenMP (CPU向け)、HIP/ROCm (AMD GPU向け)、CUDA (NVIDIA GPU向け) がある。またIntel GPU向けてSYCLバックエンド追加予定となっている。 ComputeCpp (Codeplay(英語版)) プロプライエタリ。 またXilinx管理するtriSYCLも存在した不完全なため非推奨となっており、代わりにIntelLLVM実装基づいたXilinxバックエンド実装開発されている。その他、オープンソース簡易実装のsycl-gtxもあった。

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