ST20
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 15:47 UTC 版)
厳密にはトランスピュータとは呼べないが、ST20はT2およびT9に強く影響を受けており、後の最後のトランスピュータT450の元になった。ST20は新たに育ちつつあったSOC市場での再利用可能なコアとして設計された。実際、ST20の当初の名称は RMC (Reusable Micro Core) だった。アーキテクチャはT4のものを基本とし、VHDLを使って書き直し、マイクロコード・コンパイラも書き直して最適化している。プロジェクトはT9が多くのアプリケーションにとって大きすぎると判明した1990年ごろ始まったと見られる。実際の設計は1992年中ごろに開始された。最終的な設計はもともとのT4コアとよく似ているが、命令のグループ化やワークスペース・キャッシュといった性能向上策が導入されている。
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